CSR
2022年03月23日

バングラデシュにて支援中の「IT職業訓練センター」を、現地社員が訪問しました

HMBD IT Center classroom

 

English version of the newsrelease is available here.

 
 

株式会社ゲットイットでは、現在、4名の社員がバングラデシュより国境を越えてリモートワークを行っています。

当社では、社員から広くアイデアを募って様々なCSR活動を行っていますが、「バングラデシュにおいても何らかのCSR活動ができないだろうか」との考えから、現地社員を中心に検討を行い、現地のNGOである「Health Management BD Foundation」(以下、HMBD)へ寄付による支援を行いました。

寄附は、ダッカ市内のIT職業訓練センターの設立費用に充てられ、コロナ禍その他の経済的な理由から、学業を断念する、職を失うなど、生活苦に陥った若者を対象に、ITスキルを学ぶ機会を提供しています。
詳細は以下をご参照ください。
バングラデシュを人材の宝庫に!現地NGOによる若者のためのIT職業センター設立を支援

この度、弊社現地社員の代表1名が、IT職業訓練センターを訪問し、生徒との交流などを行いましたので、ご紹介いたします。

 
 

HMBD IT Center visit

 
 

訪問した弊社社員のコメント

GET-IT local employee

 

私は2020年からゲットイットで勤務しています。CSR活動が活発なゲットイットで、ぜひバングラデシュでも何か社会貢献がしたいと思い、CSR委員会(現:むすぶ Cycle)に相談したことがきっかけで、このプロジェクトは始まりました。

コロナ禍で遅くなりましたが、今回、完成したIT職業訓練センターを訪れることができました。センターのコンセプトは、チャンスに恵まれなかった若い人々に、ITの教育のチャンスを与えて、バングラデシュのIT人材を育てることです。

この目標を達成することは、HMBDにとっても大きなチャレンジです。担当者によれば、当初、20名の受講希望者がいたそうなのですが、家庭環境や経済環境、日々のお金を稼がなければならないという切実な理由によって、継続できなかった生徒がすでに2〜3割ほどいるそうです。

しかし、私が会った生徒は、皆、とても熱心で、学ぼうという気持ちが感じられました。

私が自己紹介をし、生徒の一人一人も自己紹介をしてくれました。私からは、こうしたトレーニングが将来必ず役立つこと、そして、自分がゲットイットで取り組んでいるITの仕事について説明しました。

ゲットイットの寄付は、生徒の使用しているPCや、プロジェクターなどの機材の購入費に充てられ、PCにはゲットイットのシールが貼ってあり、スポンサーとしてのロゴがスライド資料にも掲載されているため、生徒は、ゲットイットという会社があることは知っていたのですが、その社員が、実際に目の前にいるということが、驚きだったようです。HMBDの担当者から、生徒が元気になったと言っていただきました。

ある研修生は、工場で働くべきか、ここでトレーニングを続けるべきか、真剣に悩んでいると言っていました。工場で働けば、すぐにお金が手に入ります。「将来に投資する」というメンタリティを持つことは、今の環境では難しい現実があります。トレーニングを受けつつも、何らかの収入を得られるような仕組みを、今後作っていく必要があるという話を、HMBDの担当者から聞きました。私もまさにその通りだと感じています。

次回は、ビデオミーティングで、ゲットイットの日本の社員とも接続できたら良いね、という話をしました。生徒の応援となるようなメッセージを届けられればと思います。また、日本の社員にもバングラデシュを知ってもらう良い機会となると考えています。

 
 

●本件に関するお問い合わせ
担当者  : 川澄(カワスミ)
電話番号 : 03-5166-0900

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