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有名な保護猫活動家さんの勉強会に参加してきました!

有名な保護猫活動家さんの勉強会に参加してきました!

保護どうぶつチームのSです。
8月にメンバー5名で、保護猫カフェねこかつ開催のTNR勉強会に参加しました!
講師はテレビ番組や新聞記事などにも取り上げられている、ねこかつ代表の梅田さんです。(※1)

勉強会の報告の前に、私たちがTNRを学びたいと考えた背景をお話しします。

TNRとは…
 Trap :猫を安全に捕まえて
 Neuter:不妊・去勢手術をして
 Return:元の場所に戻すこと
の頭文字をとった言葉です。

飼い主のいない猫(野良猫)に対して行い、殺処分される不幸な猫が増えることを防止して、一代限りの生をまっとうしてもらうための活動です。

しかし、不妊・去勢手術にはお金がかかります…。
1匹あたりの相場は1~3万円で、ボランティアがすべて自費で行うことは困難です。
そこで、ゲットイットの支援先である公益財団法人どうぶつ基金は、全国から集まった寄付金をもとにTNR活動を推進しているのです。(※2)

この「TNR活動」と「保護猫活動(※3)」のおかげで、日本の猫の殺処分数は、ピークだった平成元年の328,000頭から2022年度には9,472頭まで減っています(97%減)!(※4)

ゲットイットの寄付金がTNR活動に使われていることは知っているけれど、具体的にどのような活動なのか、より深く知るために勉強会に参加しました。

 

さて、前置きが長くなりました。
勉強会の会場ではかわいい保護猫50匹ほどに囲まれながら学びました。
ときどき足にスリスリしてくれる子が通るので、気が逸れそうになりました♪

 

1時間半の非常に濃い勉強会でしたので、重要なポイントのみ紹介します。
●TNRは誰にでもできる。特別なスキルは必要ない。
●通常の不妊・去勢手術とTNRの不妊・去勢手術には違いがある。
●TNRの先には猫と地域住民の共生を目指す「地域猫活動(※5)」がある。

 

次に、参加メンバーの感想を抜粋して紹介します。

Y・Tさん
きれいごとだけでない重い話題もうかがう事ができ、ズシリと胸にこたえる経験でした。
現代の、人間と猫との関わりについてのひずみがここに集約されているように感じました。
様々なことを飲み込んで覚悟をもってTNR活動にあたっている皆さんを本当に尊敬します。

Y・Kさん
TNRについては、以前から関心があり、ある程度知識はあるつもりでいました。しかし、今回の勉強会で、自分の認識がいかに浅かったか思い知らされました。
特に印象に残ったのは、「R」が「リリース」ではなく「リターン」という言葉であること、そして、猫の手術に慣れた獣医師とそうでない獣医師との間には、手術の傷口の大きさなど、大きな違いがあるという事実です。また、実際に捕獲器を見せてもらったり、捕獲時の話を聞いたりすることで、TNR活動の現場のリアルさを肌で感じることができました。

Wさん
勉強会に参加して驚いたのは、TNRはやろうという気持ちがあれば誰でもできるということでした。
行う際には、ちゃんとした知識や情報を身に着けて、猫を傷つけないことが大切だと思います。
いつか会社の保護どうぶつ活動でもTNRを行えたらいいなと思いました。
また、勉強会に参加されてる方も多く、世の中にはこんなにもTNR活動に関心がある方が多いんだなと驚きました。

Fさん
勉強会に参加させていただくまで、TNR活動はハードルが高いと感じていました。
素人には捕獲が難しそう、手術代が高そうと思っていました。
ですが、捕獲は誰にでもできる、手術代もどうぶつ基金さんの協力病院があり安価でできるという事を学びました。
また、餌をあげることに関してのお話の中で、「猫は餌をもらわないと生きていけない」「悪いことをしているわけではない」この言葉から、猫がどう生きているか正しい知識と現状を知る事が大切だと感じました。

Sさん
「保護してあげられないから…とTNRを後ろめたく思う必要はない」と断言されていて心強かったです。
TNR活動には、猫嫌いの人・手術に反対の人から反発を受けたり、彼らを説得するという骨が折れる活動も含まれていて、それに立ち向かう方々には頭が上がりません。
最近は芸能人も声を上げてくれて、普段ボランティア活動をしていない一般人にも認識が広まり活動に参加しやすくなっていることが分かり、着実に日本が変わっていると感じました。

それぞれ多くの学びがあり、有意義な時間でした。
保護猫カフェねこかつでは毎月第一金曜日にTNR勉強会を実施していますので、もっと詳しく知りたい方は是非参加してみてください!

猫と人が共生できる社会を目指して、これからも勉強していきます!

 

注釈

※1:保護猫カフェねこかつ店主 梅田達也プロフィール
※2:公益財団法人どうぶつ基金 さくらねこ無料不妊手術
※3:行き場をなくした猫を保護して必要なケアを行い、適切な里親につなぐ活動
※4:環境省 統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」
※5:地域住民の合意のもと、TNRした猫を世話・管理し、糞尿や鳴き声などの住環境トラブルをなくして人も猫も住みよい街づくりをすること

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