2022年02月16日
むすぶ Cycle 「保護猫チーム」は「保護どうぶつチーム」へ
ゲットイットのCSR活動の一つである「むすぶ Cycle」では、社員が自分の目線で発見した課題に対して社会貢献活動をする際に、それを支援し、社会を良くするプラスの循環を生み出すことを目標としています。

「むすぶ Cycle」で活動するチームの一つに「保護猫チーム」があり、猫の殺処分を減らすことを目指して、社内報で保護猫に関する情報を発信する他、「公益財団法人どうぶつ基金」への寄附なども行いました。

この度、「保護猫チーム」は「保護どうぶつチーム」へと変わり、猫に限らず動物愛護の活動を推進していきます。

今後の活動の一つとして、社員が保健所や保護団体などから動物を引き取った場合、あるいは警察や保健所などに連絡した上で自身で保護して飼うこととなった場合などに、それをサポートする仕組みとして、ペット関連の福利厚生の導入についても制度の策定や提案を行っていく予定です。

「保護どうぶつチーム」では、保護動物と暮らしている社員のインタビュー記事の社内展開などを継続しつつ、人もペットもいっしょに住み続けられる社会を目指して活動を行っていきます。

 

 

社員インタビュー その2
Yさん「猫とお酒には感謝しかない」

社内報にて展開しているインタビュー記事を紹介いたします。
(初回の社員インタビューはこちら)

―――猫を好きになったいきさつは?

子供の頃から犬や猫は好きだったのですが、30代の頃、高円寺のアパートの庭に時々野良猫が来ていました。いつもお腹を減らしている様なのでエサをあげていたら、毎日来る様になり、外猫になったんです。その子が亡くなる時にうちを選んでくれました。大家さんと相談して埋めてあげました。その時、猫に感情移入というか「お前も大変だったんだな」と思ったのです。それ以来、猫にはまってしまいました。

―――猫を飼い始めた頃のお話を聞かせてください。

そんな出来事があった後、渋谷区にいた時、2年続けて猫を拾いました。住んでいたマンションの前に猫が捨てられていました。何人かが垣根のところに集まっていましたが、さすがに連れて帰ろうという人はおらず、ずっと鳴き続けていたので、思い切って連れて帰りました。翌年も同じ出来事があって、名前を「チコ」と「カイ」と名付けて1人と2匹の暮らしが続きました。

その後渋谷区から新宿区へ引っ越しました。引越し業者の人達がどんどん荷物を運んでいくのにびっくりして、2匹はどこかへ隠れてしまいました。後から分かったのですが、2匹は天井裏に隠れていたとの事でした。その時は、呼んでも待っても出てこない。最後は、管理人さんにお金をお渡しして、出てきたら保護してほしいと伝えました。1週間後、保護したとの連絡を受けて、無事に猫の引っ越しも完了しました。見つかるまでは心配で、仕事も手につきませんでした。
保護猫の「カイ」と「チコ」▲後ろ「カイ」 手前「チコ」
「カイ」が16歳で亡くなった時、どこに葬ろうか考えました。調布の深大寺が、かつて南極観測隊に参加した犬の太郎・次郎を葬った場所だと知人が教えてくれました。行ってみたら、緑いっぱいの森の中に立派なペット霊園があり、そこに決めました。以後うちの猫達の菩提寺は深大寺ペット霊園になりました。ちなみに深大寺は蕎麦が有名で、手打ち蕎麦店が立ち並んでいます。それも決め手の一つでした。

―――その後も保護猫を飼っていたのですか?

そうですね。深大寺を訪れてから半年くらい経った時に、勤めていた会社の近くにペットショップを見つけて、そこに保護猫がいる事を知りました。そこは動物の餌やグッズを売っていましたが、保護猫を預かり、里親が見つかるまで世話をしている店だったのです。この時、保護猫ボランティアという人達の存在を知りました。この店で子猫を1匹譲り受け「ソラ」と名付け、また猫2匹と生活するようになりました。
▲「ソラ」

―――「猫は家につく」といいますよね・・・。

私は、3~5年ごとに引っ越していました。環境を変えたくて引越しが趣味になって、社会人になって十数回は引越しをしています。猫には気の毒かなとは思いましたが、うちの子たちの場合、最初は家の中をウロウロしていますが、1週間で慣れてしまいます。飼い主が一緒にいれば大丈夫みたいですね。以前はペット可の物件はとても少なかったのですが、最近ではペット可の賃貸物件も多くなってきました。猫好きにはありがたい変化です。

―――今飼っている猫ちゃんの話を聞かせてください。

2019年の春、深大寺で猫の譲渡会がありました。白茶のかわいい子が「私をもらって!」と言っているように感じてその子を選んだのです。名前は「クルル」、男の子。

もう一匹の先住猫は17歳の男子で名前は「ベビ」。初めは「ベイビー」と呼ぶつもりだったのですが「ベビ」になりました。もともと元気な子だったのですが、今は歳をとり寝てばかりいます。寝顔も可愛いですがね。

「べビ」は人間でいうと80代。さっきご飯食べたのに、ちょっと経つと「まだ食べてないからくれー!」と言います。仕方ないからまたご飯あげますが、1回の量は減らすようにしています。量に関係なく食べた事を忘れちゃうみたいなので。(笑)

「クルル」は声帯が大きい様で、動作する時に声をだす事が多いんです。話しかけると答えるし、向こうから話しかけてもきます。コミュニケーションが取れるんですよ。名前を呼ぶと結構な確率で「にゃん」と答えます!それにはびっくりしています。

今の家には小さな庭があって、「クルル」が「庭に出して!」とせがみますので、庭に出します。最近は寒いからダメだと言ってるのに、毎朝外に出せ出せと言ってきます。朝はご飯くれ攻撃と外出せ攻撃で大変なんです。(笑)

でも、在宅勤務中は足元に来たり周りで寝ていたりするので、それを見ると癒されますね。在宅になって良かったのは、いつもこの子たちと一緒にいられる事です。

▲左「べビ」 右「クルル」 一緒にお休み中

―――社員の皆に伝えたい事はありますか?

昔から猫を飼うなら保護猫を、と願っています。外で生活している猫は、生きていくのが厳しいんですよね。ペットショップでは猫が20~30万円で売られているのですが、保護猫は、予防注射や不妊手術代が多少かかりますが、そこまで高額にはならないです。幸せになる保護猫を1匹でも増やしたいと思っています。

また、様々な意見があるとは思いますが、私は処分される子猫を減らすには、去勢も必要だと思っています。35年くらい前でしたが、最初に飼った「チコ」と「カイ」の頃から去勢はした方がいいと思っていて、この子達も去勢しました。

―――保護猫の良さとは?

可愛さはブランド猫も保護猫も皆同じです。自分はブランド猫は飼った事は無いですが、自分の家族、子供と思うとどんな猫でも可愛くなってしまいます。私は、飼うなら保護猫、ですね。

猫以外にもお酒が大好きなのですが、仕事をしていると、何回も辛いなと思う事がありました。そんな時、猫の可愛さに癒され、お酒で発散して、やってこれたんだと思っています。猫とお酒には感謝しかありません。

また、営業的な面でも「Yさんは猫好き」という事をお客様が知ると、アイスブレークで猫の話題を振ってくださったりしますので、猫好きのお客様と仲良くなれるというメリットもあります。

―――最後に一言ありますか?

子猫を飼うと、幼い時から老いて亡くなるまで、その子の一生を見る事になります。命を感じられます。皆さんも猫を飼うなら保護猫を選択する方法がある事を知っていただければ幸いです。

 

 

●本件に関するお問い合わせ
担当者 :川澄(カワスミ)
電話番号:03-5166-0900

お問い合わせ

 

 

クラブのマーク
むすぶ Cycle
社会を良くする「プラスの循環」を生み出すことを目指して活動中。社員一人一人の「支えたい」を形にして、多種多様な活動を展開。社会とともに豊かになる愛される企業を目指します。