MEMBER INTERVIEW
―――長きにわたりおつかれさまでした。改めて、これまでのゲットイットでの8年間はいかがでしたか。
ほんとに会社が大きくなったと思います。私が入社した当時は、従業員も30名ほどしかいなかったのですが、今では130名を超えるまでに成長し、組織になってきたと思います。現在営業部署は「第1、第2、第3」という名称になっていますが、当時は、「山田隊」「小林隊」「鈴木隊」など、営業部長の名前を部署名にしていたぐらいです。
社長が『キングダム』にハマっていて、「飛信隊」「玉鳳隊」のように大将の名前をつけるのが社内で盛り上がっていたんです。求人サイトなどで営業職を募集する際にも部署のネーミングを使って、「〇〇隊メンバー募集!」というメッセージをつくり、営業職を採用しました。遊び心があって、みんな楽しんで仕事をしていました。
―――どのあたりから組織になってきたなと感じますか。
新しいポジションが次々と生まれてきて、求める人物要件が細かく設定されるようになってきた頃からです。それまでは、全職種について「前職」「社会人経験」「IT経験」など一切問われませんでした。新しいサービスを普及させるために、既存のやり方にしばられない人材を求めていたので、必須条件をあえて設定しなかったのだと思います。それにどこの部署に採用されるか分からず、営業で採用しても数年後には他職種にスキルチェンジすることもよくありました。そうした背景が反映されていました。
今では社員も増えて、各職種における役割が明確になってきたため、ポジションや経験が求められるようになってきました。ポジションでいえば「管理職」「中堅層」「若手」、営業なら「内勤」「外勤」「買取り」などの経験が求められ、細分化されるようになりました。
―――そもそもKさんはどういった理由で、ゲットイットに入社されたのですか。やはり採用の仕事がしたかったのでしょうか。
最初は営業職として入社しました。ゲットイットに入社するまで、3社で営業を経験。有形商材・無形商材どちらも携わってきましたが、結局商品・サービスで競合他社と差別化できないと最後は値段勝負になってしまいます。そうならないためにもニッチな製品・サービスを扱っている企業を探していました。
当社は転職エージェントを通じて知りました。実は、このエージェントから先にゲットイットに入社している方がいて、その人のレビューを見たら「天国みたいな会社だ」と書いてあったんです。いったいどんな会社だろうと思って、非常に興味もありました。
最終的にゲットイットに決めたのは、面接でお会いした社員や社長、役員の人柄に惹かれたからです。これまでの面接と違い話しやすかったですし、前職を数カ月で辞めていて自分に自信が持てないなかで、しっかりと評価してもらった点が大きかったですね。
入社後の研修では、「物流」「技術」「営業」(※1)など各部署の業務をひと通り経験しました。そこで感じたのは、働きやすい環境だということです。これまで経験した仕事では、ノルマが厳しく上司から詰められたり、遅くまで働かされたりすることが日常茶飯事でした。それがゲットイットではそんな光景を一度も見たことがありませんでした。みんなフランクに話せる環境で、若手も言いたいことを発信していました。レビューで見た「天国みたいな会社」そのものでした。
※1 現在は、「物流」と「技術」を合わせた「ロジテック」になっています。
―――採用担当には、どうしてなったのですか。
―――嫌ではなかったんですか。
やっていくうちに、こういうタイプがうちの会社には合いそうだというのが次第につかめてきて、やりがいを感じるようになってきたのです。それで徐々に仕事が楽しくなり、最後は自分の意志でやりたいと思うようになってきました。
面接でお会いする人の中には、今の仕事に疲弊しているような人がたくさんいました。個人的には、ゲットイットの採用を増やせば、そういう人が一人でも減らすことができる。それを一つの目標に、採用活動を続けていましたね。
―――採用の仕事が大変だなと思ったときはありますか。
採用条件として求められる、ゲットイットの「カルチャー」への適応性をどのように見極めていくかという点ですね。以前は、フィーリングの部分を重視していた頃もあったのですが、最近はカルチャーが明確になってきて、そこにマッチするかどうかがかなり重視されるようになりました。経験・未経験に関係なく、全社員が参加型の経営スタイルで、自主自律が実践できることが求められるようになってきたのです。
しかし、こうしたカルチャーに適応する人材かどうかを面接でつかんでいくのは、非常に難易度が高いです。もちろん質問を通じて確かめますが、入社後必ずしもそれが実現できるのかどうかは、入ってからでないと分からないところもあるからです。こうしたミスマッチを防ぐために、面接で大切にしているカルチャーを説明したり、ゲットイットらしさが伝わる研修プログラムを実施するようにしています。
―――これまでどのくらいの人数を採用してきたのでしょうか。その中で印象の残っている社員はいますか。
1年間に10名ほどを採用してきたので、のべ80名ぐらいでしょうか。現在、ゲットイットには約130名が在籍していて、その中には辞めた人もいますが、単純計算すると、全体の6割強の社員の採用に、私が携わってきたことになります。
その中で「僕は、目が死んだような状態で仕事をしている大人にはなりたくないんです」と、面接で話してくれた20代の若者がいました。7年前のことですが、今でも鮮明に覚えています。その彼はIT未経験でしたが、ハードウェアの検査スタッフとして入社しました。その仕事をしながら、社内の情報ネットワーク系の困り事などにも対応してくれて、現在は情報システム部門のシステムエンジニアとして活躍しています。社内のスタッフからも頼りにされていて、今の仕事は彼の性格にも合っていると思います。ゲットイットに入社して、才能を開花させた一人ではないでしょうか。
―――この8年間で、どのような経験をして、どういったスキルが身に付きましたか。
採用領域は初めてだったので、採用における一連の業務は習得できました。「一人を採用するのに、どのくらいのコストをかけられるか」、そういった相場観もつかめました。また、ゲットイットは経営層との距離が近く、採用現場の声を聞いてもらえます。採用市場を考えたときに、経営陣が描いている採用計画では「難しい」「それなら実現可能です」といった意見を率直に発信できるなど、経営的な部分にも関わることができたと思います。
なお、ゲットイットの社員には、売上や利益、コストなどの経営的な数字が公開されているので、他の職種の人たちも同じように経営的な視点を持って仕事ができます。それも当社の魅力だと思います。
―――Kさんにとって、ゲットイットはどういう場所でしたか。
いろいろなことを学べる場所でしたね。ひとつの業務をずっとやり続ける人は、うちの会社だとほとんどいません。私が担当した人事・採用担当の仕事も採用だけでなく、研修も行いますし、他の業務も担当します。幅広い業務が経験できるので、飽きることはありません。
ゲットイットでは、私自身これまで何回も立ち上げ期といわれるシーンに立ち会ってきました。社員30名の時代から70〜80名そして130名と、それぞれのフェーズが成長過程にあったので勢いがあり大変でしたけど、とても充実していました。同僚に聞くと、私は毎日オフィスを退社するときにかちどき橋を「楽しい、楽しい」と言いながら渡っていたようです(笑)。
―――振り返ってみると、ゲットイットでの仕事はやりきった感はありますか。
―――次の転職先は決まっているんですか。
―――最後に、Kさんの記事を見て応募を考えている方に、何かメッセージはありますか?
―――次のステージでも頑張ってください!
インタビュー後記 桐谷
私が人事採用担当に参加した時はKさんが一人で奮闘し採用活動を行っていました。一緒にたくさん頭を悩ませたこと、一緒に飲みに行ったこと(笑)、そして何より共に大笑いしながら働けたことに感謝しています。本当におつかれさまでした!
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