人事部が社長に聞いてみた!会社のこと、考えていること、望むこと(2) – 株式会社ゲットイット

メンバーインタビュー

2021年10月13日
人事部が社長に聞いてみた!会社のこと、考えていること、望むこと(2)

ゲットイット社長インタビュー

 

一人ひとりの姿が見えにくくなるリモートワーク。社員同士のみならず会社の代表だってそれは同じこと。「自分から話に入っていくのはそんなに得意ではない」という廣田社長。ならば人事部が社長に話を聞きに行こうじゃないか!ということで、社員インタビューならぬ社長インタビューを行ってきました。

インタビュアー:ほながなるみ

 


―――ブログに書かれていた「僕らは会社のパーツではない」この一言にゲットイットの思想がよく表れているなと感じましたが、この言葉の意味するところは何でしょうか?

人を「何」と捉えているかだと思うんです。『会社のために人がいる』のか、『人のために会社がある』のか。

『会社のために人がいる』パターンでは、一つの歯車が回ると次の歯車が回ってその次の歯車が回って…と、一人ひとりが会社のパーツとして考えられている。映画の「マトリックス」の世界では人間が発電機として扱われているんですけど、人間を歯車と捉える会社はそれに近いと感じたんです。パーツとして働いて給料をもらって趣味を楽しんで…それで人生良かったのかな?って考えた時に、僕は人間はそういうものじゃないって思ったんですよね。

もちろん、生活に必要なお金を稼ぐのは必要だと思います。ただ、それだけじゃなくて、自分の時間をかけてやっていくことが自分の幸せに繋がっていると思えていること。そして、人や次の世代や色々なところと繋がっていけていると感じられていること。そういうことを働くことを通じて感じることが本来、必要なんじゃないかなと思います。なので「会社から言われたからやる」とか、なにかをやらされる対象として会社を捉えてほしくないなと思っています。

―――役員会議で感情の共有をしたという話がありましたが、とても珍しいことだと思います。それをしようと思ったのはなぜですか?

リモートワークになると、日常的な会話を交わすことが格段に減って、業務だけをしている感じになるので、どうしてもパーツ感が出てきちゃうんですよ。会社に来ていると、例えば誰かが話しているのが聞こえてきて、それに対して「こうしてみたらどう?」ってちょっと言ったりすることがありますよね。そんな風に自分の業務とは直接関係のない会話や出来事が発生するんですけど、リモートワークは基本的に自分の仕事を回していくためのコミュニケーションだけになりがちなので、余分なことが起こらない。その、余分なことが案外大事だったりして、それがないと自分の仕事がパーツみたいに感じやすくなると思っています。

例えば会社全体に関わることで何かが変わる時に、一方的に決まったことを決定事項として伝えられてただ従うのと、その何かが決まるプロセスに参加ができて意見を言える状態なのでは大きな違いがあると思っています。その決まるプロセスにおいて、自分が言った意見と、決定した内容が違ったとしても、意見を言えたというのは納得感に繋がりやすいんです。リモートだとコミュニケーション量が圧倒的に制限されるので、決定事項が一方的に伝えられていると感じる状況になりやすいなと感じています。この間の役員会議では、日々の業務は進んでいるけれど、コミュニケーションの量が少なくなって、気持ちが離れているなと感じたので、まずは今何を感じているのかっていう感情の交換を行った上で業務の話をしようと思ったんです。

―――感情の交換をするようになったのはリモート体制に入ってからですか?

いやいや、今回の会議が初めてです。いつもは具体的な業務の話を中心にやっているんですけど、何かがおかしいなと思うことが何回かあって。それで今回、まず何を感じているのかを話してもらったんですよね。

―――役員間でそうなら、全体でも起こり得るのでは?

あると思います。なので、僕はある程度の出社は必要だなと思っている部分があって。今の時点ではそれは賢明な判断ではないですけど、どこかのタイミングで週何日かからでも出社をしようということが必要になってくると思っています。AppleやGoogleが週3日の出社を発表して猛反発をくらっていますけど、あれだけの会社が週3日出社が必要だって言っているのにはそれなりの理由があるわけです。業務が回る回らないじゃなくて、それ以外の大切なものが失われている。それを取り戻すには、ちゃんと会って繋がりを感じる時間を作りたい。リモートワークだけだと、本当にすごくうまくやらないと人間が分離してパーツっぽくなっていってしまうと思うんです。

分業のイメージってパーツだと思うんですよ。レストランで例えると、料理から接客から駆けずり回って色々なことをやっている時は全体を感じられたけど、ホールの人はホールだけやっていればいいかなとか、キッチンはキッチンだけでいいかなとか、分業が進んでいくとパーツっぽい感じになっていくと思うんですよね。会社に来て働いている時は、なんとなく全体を感じられることはできていたのが、家で一人でやっていると、その仕事しか見えない、聞こえてこない、感じられない。そうなってくると、どうしても捉え方がパーツっぽくなっちゃうんじゃないかなと思います。

―――リモート体制になってから社員のみなさんと接する機会が減りましたが、それによる影響や問題は何か感じていますか?

どうなんですかね。元々、コミュニケーションに関してはあまり積極的じゃなくて、相手から話しかけてくれたら話すし楽しいんですけど、自分から行くのはそんなに得意ではないんですよね。ただ、ハッピーアワー(自由参加の会社全体の飲み会)ができなくなったのは大きいかもしれないです。僕は毎月参加するようにしていて、そこで会う人たちとは普段の業務ではしない話ができていたので、その時間が取れなくなったことは大きいですね。

できなくなったからこそ、会えていたからできていたことの一つ一つに大きな意味があったと感じています。『同じ釜の飯を食う』って言葉もありますが、個人的にはご飯を共にするっていうのは、それこそ動物だった頃から繋がりに大きな影響を与えてきてるんじゃないかな。そういったものが、今は分断せざるを得ない状況ですからね。

―――早期退職制度についての見解は興味深いですね。

僕は単純に、頑張って働いていて歳をとってきたら用済みだって言われるような会社は長続きしないと思っているんです。でも会社にはそうしないといけない事情もある。そこにある本当の問題がまだ今はわからないんですけど、ゲットイットは頑張って働いてきてくれたメンバーを用済みだっていう会社にしたくないなって思っています。どうしたら実現できるのかというのはこれからみんなで考えていきたいと思っています。

―――ゲットイットで働く人が「これまで通りでよくね?」傾向にならないために会社としてできることは何だと思いますか?

どんな仕事でもはじめは新鮮で「わーっ」と思っていても、やっているうちに徐々に飽きてくると思うんですよ。そこで「飽きたけどまぁいいか、このままで」ってなって、さらにそれがググーって固まってくると「これまで通りでよくね?」になる。そのプロセスは誰にでもあると思うんですよね。

そこで次にチャレンジしたり、「こうしてみたらどうだろう?」思うことを自分で意思決定して実行できたり、その結果、会社が良くなっていくことでの色々な報酬が自分に返ってきたりするような仕組みが大事なのかなって思ってるんですよね。いくら敵を倒してもずっとレベルが上がらないゲームだったら、「このままでいいでしょ」ってなっちゃうじゃないですか。なので仕組みの部分でも、小さいチャレンジができて、変わることで良くなっていくことに何かしらのフィードバックがあれば、仕事が面白いゲームみたいな感じになっていくんじゃないかな。

―――そのような要素は今ゲットイットにありますか?

各々が決裁する部分はまだちょっと弱いと思うんですよね。
創業当時は、仕入れで100万円だったものを80万円に値切ったら「20万浮いたぜ!よし、飲みに行こう!」みたいな感じで、わーって飲みに行って「明日もがんばろう!」みたいな感じだったんですよね。これはすごい単純な例ですけど、一人ひとりが経営者って言葉でいくと、もう少し自分たちの決裁でお金を使える仕組みとか、成果が見えるとか。仕組みがあればもう少し広く回せるのかなって思っています。

僕は元々こんな感じなんですよ。ダメ元で値切ってみて、浮いたらビール代だ!みたいな感じでわーってなる。そうじゃない人もいると思うんですけど、みんなそれぞれにわーってなるようなものができるといいなって。うまく出来たからおやつ出そうよ!とか?…何か食べ物と飲み物の話ばっかだな(笑)

 


人事部が社長に聞いてみた!会社のこと、考えていること、望むこと(1)


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