2021年09月01日
異なる立場から見るフレックスタイム×リモートワークの実際(前半) – 社員インタビュー

異なる立場から見るフレックスタイム×リモートワークの実際

 

コロナ以前からリモートワークで働いていた経理担当藤井さんとリモートワーク導入後も出社して働いている労務担当林さん。異なる勤務スタイルの二人だからこそ感じる新しい働き方の良さや問題点を中心に、フレックス制&リモートワーク導入後の変化について語っていただきました。

 


―――フレックス制&リモートワークによって何が変わりましたか?

藤井:
林さんは事務所勤務だからほぼリモートじゃないですよね。
林:
そうですね。でも絶対に9時に来なければいけないというプレッシャーから私を含めみんな解放されたのはすごい良かった気がして。例えば、今までだったら「家を出るタイミングで子どもがぐずっているので10分遅刻します」みたいなのを遅刻として連絡しなきゃいけなかったのが、それぐらいだったら今は範囲内だったりするし。
藤井:
ちょっと外出させていただいて子どもの習い事の送迎ができるとか、そういうのは大きいですね。

―――林さんはリモートではなくて出社業務が多いんですか?

林:
電車通勤の方は感染リスクが高いのでリモートに移行されて、徒歩通勤でリスクが少ない私はなるべく出社して、例えば郵便物の受発送とか事務所にいないといけないようなものを前よりはちょっと多めに他の人の分もやるという感じですね。
藤井:
やってくださっているんです!リモートができるのは、結局出社してくださる方が居てこそで、いないと本当に回らないなっていうのはとても感じていますね。私は遠方に住んでいて子どももまだ小さいので、毎日出社は難しいんです。今も林さんにすごく色んなことをお願いしていて、やっぱり出社してくれる方がいないと成り立たないですね。

―――出社側としては、どうですか?

林:
リモートになったメンバーにあまり言えないんですけど、ぶっちゃけですね、オフィスの人口密度が減って快適!っていうのはありますね(笑)
藤井:
(笑)
林:
今まで全ての島にキツキツで人がいたので。当然それの楽しさはあるんですよ、わいわいがやがやして。でも今は一つの島に一人くらいだから「なんかちょっと、空気が楽?」みたいに思ってしまったりはします(笑)
出社することの恩恵は受けてはいると思うんですよね。例えば、おいしいコーヒーやお茶を飲めるとか快適な机と椅子があるとか、負担ばかりではないとは思います。ただ、いないとやれない業務はどうしても出社する人に集まってきちゃうので、お互いのことを気遣う、思いやるみたいなのはやっぱり必要かなとは思いますね。

▼3~4席1セットの島(築地事務所)
島

―――出社側のメリットデメリットは他にも何かありますか?

林:
私は出社するのが自分に合っている気がしていて。まず場所が変わるから気分転換にもなるし、あとはコミュニケーションですかね。ずっと一人じゃなくて誰かしら周りにいると、ちょっとしたことを顔を見て話せるのが楽ですね。例えばリモートだとSlack上のやりとりで「冷たく伝わったかな?」って気になってもフォローができないんですけど、居ればすぐにフォローできたり色々スムーズにできたりすることがあるので、そういうのはメリットかなと思います。

デメリットは、集中力が落ちることですかね。家でリモートしてみたりzettaで一日過ごしたりして事務所を離れることが時々あるんですけど、そうすると一人で集中して時間をとらなきゃいけない系の仕事がめっちゃ捗ることに気付いて。ここにいると郵便物の受け取りや来客応対をしたり、そういった集中する以外の仕事がリモートよりは多いので、集中力はちょっと落ちるかなというのは思います。

―――リモート側としては、どうですか?

藤井:
私は単純にリモートが合っていて、一人でコツコツ静かにやるのがすごく向いているのでそれは苦じゃなかったんですけど、Zoomの会議は苦手ですね。喋っていると「あ、話すな」っていう空気から始まるのに、Zoomだと「はい」とか言ってから始まるみたいな。そこがすごくタイムラグを感じて、なんか嫌だな~って思いますね。遅いし、変にかぶっちゃったりするし。あとくだらないことを言っちゃいけないような雰囲気がありますよね。

林:
そうですね。
藤井:
「ものすごく雑談なんですけど」って前置きをしないと「いきなり何言い出しちゃった!?」みたいな感じなので(笑)なんかその空気感が共有できないというか伝わりづらい部分が私はZoomの会議の好きじゃないところですね。

―――社内でのちょっとした絡みや雑談は、リモートになってからどうなりましたか?

藤井:
やっぱり少なくなっているかなと思いますね。バーチャルオフィスがあるのでまだいいんですけど。あとはSlack。未だにメールでやりとりしている会社もあるじゃないですか、あれに比べたら全然雑談しやすいとは思うんですけど。

―――メールで雑談(笑)

藤井:
送信!受信!作成!みたいな(笑)でもやっぱり事務所にいるのに比べたらね。雑談とかしづらいし、その人を知る機会が減るかなとは思います。実際に会っているのとZoom上だけで会っているのとでは覚えるのにも差が出てくるので。四半期に部署毎の会議はしているので、そこで空気感は共有しているのかな。
林:
あと新入社員の方たちにはバーチャルオフィスでもZoomでもいいので、できる限り全員に話しかけてくださいっていう課題を設けていて、その人がどんな仕事をしているかとか趣味や雑談の話もしていいよってしているので、新入社員の方々は話しかける機会があると言えばあるかなと。

―――今までできていた気軽なやりとりが減って物足りなさはありませんか?

林:
私は結構出社をしているから、ふれあいは多めなんですよね。ただ周りを見ていると「あ、この人リモート向いてないんだろうな」って人もやっぱりいるんですよね。
藤井:
いますね。リモート、辛いって。会社に来たいんだよねっておっしゃっている人とか。
林:
ですね(笑)
藤井:
でもリモートが向いている私だって会社に来たら「よかった」って思いますよ。家族はちょっとつらい会社に勤めているので、私が「今日会社に行って楽しかった」って言ったら「会社に行って楽しいなんて感想、あるの?!」ってすごくびっくりされるんですけど(笑)でもやっぱり「楽しかったな」「行ってよかったな」っていうのがあるので、フルリモートというよりはリモートしつつ出社も併せていきたいなっていう風に思っていますね。

―――そうやって働き方を自由に選べるっていいですよね。

藤井:
選択肢があるっていうのはいいですよね。それぞれのペースや業務内容で出社したりリモートしたりを組み合わせられるようになっているのはすごくありがたいなって思います。週3日は絶対!とかそういう風に決まっているとやっぱり制約が出てきてしまうので、台風で交通機関が止まっているときに無理をしなくてよいなど、そこはとても助かっています。

でもそういうのも全部、こうしましょう!って決められたんじゃなくて、一応みんなで決めていった感じですよね。
林:
そうですね。
藤井:
例えば、遠方すぎる人がいればそういうこともたしかにって考えてくれたり、だからといって遠方の人ばかりではないのでそうも言ってられないよねって意見もあったり。そういう色んな意見を鑑みつつ決めていけているっていうのはすごくいいんじゃないかなと思っています。

 


 

出社とリモート、それぞれに良さ、そして向き不向きが勿論ありますよね。どっちが向いていても出社した時に「会社いいな」って思えるのは素晴らしいことだと思います。今後どんな風な勤務体系になっていくかはわかりませんが今よりもっと”オフィス=なんか楽しいところ”にしていきたいですね。
(採用担当:加藤)