2021年06月10日
働きやすい職場の陰に教師力有り!教師からIT企業の広報担当になった社員の話 – 社員インタビュー
広報担当

中学校教員からIT企業の技術職へ!と思ったら二ヶ月後には広報担当に就任することになった川澄さん。
様々な経歴の人が集まるゲットイットですが、それぞれの経験や特性が存分に活きる場所なんだなということがじんわり伝わるインタビューをどうぞ。


―――転職のきっかけを教えてください。

教員から転職する人は大体同じだと思うんですけど、嫌になって辞めたというよりは体調面の危機感から転職を検討した感じですね。教員って職業っていうよりかはもう使命というかそういうのに近くて、部活なり学校なり週7日働いてますからね、基本。8年間やっていたんですけど、このままだと体調を崩しちゃうから少なくとも一旦は離れないとなと感じ転職をすることにしました。

―――転職先としてゲットイットを選んだ理由は?

これはもう完全に口コミですね。共通の知り合いがゲットイットにいて、その方ともう一人別の方にそれぞれお会いしたんですけど、「うちの会社いいですよ」ってどちらの人も言ってたんです。自分の所属する会社に対して、愚痴は多いけどなかなか人に勧めることはないと思うので、二人の人が薦めるんだったらいい会社なんだろうなっていうのが決定打ですね。あとは、経営参加という会社のキーワードですね。24歳頃に自営業をしていたこともあり、経営参加というのは自分に合ってるのかなというのはありました。
面接で初めて足を踏み入れるわけですが、その時にzettaをぐるっと回ってほぼ全社員とあいさつができたんですけど、皆さん人柄がとてもよかったので、ここだったら楽しく働けるかなと思ったのもあります。

―――入社後に「こんな会社だったんだ!」と驚いたことは?

予想してたより難しかったです。修理の段階でハッカーみたいな操作をしなきゃいけないことがあるんですけど、当然わからない。だけど、当時の技術部署においては「あえて教えない」っていうのが、実態というよりも思想としてあったので誰も教えてくれないんですよ。なので、下手したら5時間くらい情報を探してやっとできるみたいなこともあって、そこは結構ショックだったかな。一日8時間働いているけど、5時間はわかんないことを調べてる。「これ教えてくれたらたぶん10分でできるんだけどな」って思いつつ(笑)

―――広報担当をやることにしてよかったと思うところはどこですか?

新しい視点で物事を見ることになるので、一つレパートリーが増えるっていうのはありますよね、仕事の見方とか。全く知らない世界だったので、専門用語も色々あったし。会社の裏側がわかったっていう感じかな。広報になって最初の1~2ヵ月間は、会社をよく知るため、そして広報のネタ探しをするために、全部の会議に出てたんですよ。なのでゲットイットの全部の側面を割と短期間にバーッと見ることができたっていうのは大きかったかなと思いました。

―――大変だったところはどこですか?

大変なのはやっぱりプレスリリース作りですね。メディアとのリレーション作りも取材対応も大事は大事なんですけど、結局プレスリリースをきっかけに全部始まるので、リリースを作らなきゃいけないんですけど、その作る作業が割と大変で。向き不向きってあると思うんですけど、僕はかなり苦しいですね、この文章を作るっていう作業が。ある程度人に配信して見せられるレベルの文章を作るのにすごい時間かかるんですよ。最初の頃はプレスリリースができた翌日に熱を出していました(笑)
あと誤字脱字もすごい心配だから、何度も何度も読み直して。読み直していくうちに「やっぱここだめだな」って気になってくるので、またそこを直し始めたり。今でもそれは大変ですけどね。

―――失敗エピソードはありますか?

タイミングを逃すっていうのがやっぱりありますね、プレスリリースの。ただ、ゲットイットって比較的そういう失敗が起こりにくい環境だとは思います。たぶん他の会社は、リリースを出すまでにすごい時間がかかるはずなんですよ。社内で内容をチェックしたりとか。でも、うちは、たたき台を作った後、フィードバックをもらいながら、2~3日以内には配信までこぎつけられる。そういう意味では滅多にタイミング負けすることはないはずなんですけど、そもそも出すべき情報や出し方そのものを思いついていないと、結果的に他社に先を越されることになっちゃうので、ここも難しいところですね。

―――仕事をする中で日頃気を付けていることはありますか?

なるべく納得できる仕事をしたいというのはありますね。プラスに捉えるとしたら、質を重視していると言えるかもしれません。ゲットイットは割とスピード重視の会社なんですけど、自分で見て気に入らない状態ではリリースを出せないから、すごい時間かかっちゃうんです。教員時代はそれでよかったんですよね、そもそも教員は特殊で残業代という概念はないので、僕がどれだけ時間をかけてプリントを作ろうが、何ら罪悪感はない。でも、今は分単位で時給をもらっちゃっているんで、僕自身が納得できないから時間かけるっていうのが教員の時ほど自信を持てない部分ですね。ただ、中途半端なものをバンバン出してもどうなのかなっていう気持ちもあるから、そこはちょっと葛藤がありますね。

―――教員時代の経験が活きたなと思うことはありますか?

海外出身の人が入社したんですけど、恐らく彼の一番の悩みは日本語なんですよね。英語はペラペラだけど日本語は中学生と高校生の間くらいのレベルなので、ビジネスでやっていくには結構きびしいんですよね。だから彼の言語面のサポートをしているんですけど、それは教員時代そのままですね。
週に一回ミーティングがあるんですが、そこでたぶん彼がわからなかっただろうなって単語をバーッて書き出しておいて、それを解説して、練習問題を付けて送ってあげるっていう。

―――練習問題付き!(笑)

採点もしてます(笑)
あとは意図的に褒めちゃいますね。前職の癖で、今褒めたらたぶんモチベーション上がるなっていうタイミングがなんとなくわかるので、「よく頑張ってますね!」「素晴らしい上達です!」みたいなことを時々言ったりするんです(笑)これはもう完全に教員の頃の職業病が残ってる。大人相手だからあんまり露骨にやっちゃいけないなと思いつつ(笑)

―――「再現性があるように物事を進める」との評判も耳にしています。

それももう完全に教員時代の癖ですね。行事など、次にまたやる時にスムーズに運営できるように前任者がしっかり記録を取るっていうのを学校ではお互いに大事にしていたので。ただ、学校の場合は基本何も変わらずに3年サイクルで物事が動くのでマニュアルが非常に有効なんですけど、ゲットイットみたいに変化が多いところだと「これあっという間に変わっちゃうんだろうな」って感じることもあります。

―――今の自分のポジションに新たに誰か入ってきてくれるとしたら、どんな人に来てほしいですか?

かなり雑な言い方ですけど、昔ながらの日本人気質の方!丁寧、しっかりやる、そして勤勉!(笑)そういう方に来てほしいですね。そうすると教えたことがしっかり吸収されてさらに磨かれていくのかなと思うんで。一生懸命やる人ですかね、やっぱり。
スキルの面で言うと、資料作成力があるとすごくいいと思いますね。それがないと道のりは険しそうです(笑)一定レベルのスキルに到達するまでに時間がかかっちゃうのもね、大変だから、文章力と資料作りはある程度できる上で、真面目で一生懸命な人だったら理想ですね。

―――ゲットイットの広報の面白いところはどこですか?

ゲットイットの広報はたぶん楽だと思いますよ、他の広報より。ネタがたくさんあるので。これは大きな違いなんじゃないかな。
海外採用者がバングラディッシュからオンラインで仕事してます!社歌を作りました!それがラジオで流れました!とか、事業系以外のネタも豊富なんですよね。自律分散型の組織だから、昇給額を社員が自分で決められるようになりましたとか、一般の会社ではあんまりないようなタイプのプレスリリースは割と多いですね。
ネタがなくて困っている広報担当って少なくないと思うんですけど、僕の場合はネタを配信しきれない方で困ることが多いんで。珍しいんじゃないかな、こういう会社。ネタがありすぎて広報担当が困るとか(笑)ゲットイットの広報の特徴はそこかな。

―――最後に求職者の方にメッセージ、アドバイスなどあればお願いします。

誰にでも勧めるわけではないので、あくまでうちの会社に合うと思った人にどう勧めるかっていう点で言うと…例えば昔の生徒から「どこかいい会社ないですか?」って聞かれたら、「ここは結構カオスなんだけど、君の能力を全力で、アクセル全開でやれそうな会社があるよ」っていう紹介するかな。「ちょっとカオスだけど、たぶんあなたなら合うから。男性だから女性だからみたいなのは一切ないし、お茶くみをさせられることも絶対ないし。バリバリ思う存分働けるよ。あなたの性格だったらたぶんすごい向いてるよ。定年まで勤めるかどうかは別として、3年、5年、あなたの性格でこの会社にいたらすごい成長できると思う!」っていうアドバイスになると思いますね。たぶんね、合う人はゲットイットに来てすごい伸びると思います。能力をいかんなく発揮できる環境がある。思いついたアイデアを推進できる。一方で、育児と両立もできるんですよね。今はセーブしたいと言えばそういう働き方もできるので。

決して楽じゃない、大変なこともたくんあって合わない人も中にはいる。
でも、色々カオスだけどアクセル全開で思いっきり働ける環境がある。

まさにそれです!さすが広報担当、言葉にするのが上手い。
ホームページをみて「ピン!」と来た方は是非ご応募ください。
(採用担当:加藤)