神奈川県相模原市西部に位置する相模原赤十字病院は、救急医療や災害医療、地域連携を柱として地域医療を支える中核病院です。同院では医療情報システムの更新に伴い、「旧電子カルテシステムの維持」という課題に直面しました。
データの保存義務と限られた予算。その解決策として選ばれたのが、ゲットイットによる「第三者保守」でした。導入の経緯から選定理由、今後の展望についてお話を伺いました。
CORPORATE INTERVIEW
神奈川県相模原市西部に位置する相模原赤十字病院は、救急医療や災害医療、地域連携を柱として地域医療を支える中核病院です。同院では医療情報システムの更新に伴い、「旧電子カルテシステムの維持」という課題に直面しました。
データの保存義務と限られた予算。その解決策として選ばれたのが、ゲットイットによる「第三者保守」でした。導入の経緯から選定理由、今後の展望についてお話を伺いました。
課題
導入の効果
お話しを伺った方
相模原赤十字病院 病院長 西山 保比古さま(左から2番目)
相模原赤十字病院 事務部長 嶋﨑 隆弘さま(左から3番目)
相模原赤十字病院 総務課長 遠藤 優さま(左から1番目)
相模原赤十字病院 総務課 竹村 春輝さま(左から4番目)
ーーはじめに、相模原赤十字病院さまの概要と、みなさまの役割を教えてください。
西山さま:当院は地域住民の皆さまへ質の高い安全な医療を届けることを使命として、日々診療にあたっています。また、日本赤十字社は災害救助法、災害対策基本法、日本赤十字社法により災害救護業務を行うこととされていることから、災害が発生した場合に備えた訓練を重ねております。
ICT環境の整備については総務課の業務として取り組んでおり、電子カルテや院内ネットワーク、各種医療機器連携などのIT基盤全般を支える体制をとっています。

ーー第三者保守の導入を検討されたきっかけを教えていただけますか。どのような課題があったのでしょうか。
竹村さま:2024年12月に医療情報システム全体を更新したのですが、メーカー変更に伴い、旧電子カルテのデータを全て移行することができませんでした。法律上、これらのデータには5年間の保存義務があります。しかし、当時の保守メーカーがサービスから撤退したため、新たな保守の受け皿が必要となったのです。病院特有の運用ルールに対応しつつ、5年間の保守期間を確実に担保できるサービスを求めて、パートナー探しを始めました。
遠藤さま:候補の中で目を引いたのが、ゲットイットさんの第三者保守サービスでした。課題解決ができることはもちろん、複数の医療機関での採用実績があり、メーカー保守終了後も安心してサポートいただける点に大きな魅力を感じました。

ーー実際にゲットイットの第三者保守を導入してみて、どんなメリットを感じていますか?
嶋﨑さま:最大のメリットは、メーカー保守終了後も安定した保守が受けられている点です。当初は医療機関特有の運用にどこまで対応できるかという点に少し不安があったのですが、事例紹介や機器検証、現場の実態に寄り添った提案を受ける中で、十分な品質と対応力を期待できると判断しました。実際、迅速かつきめ細やかにご対応いただき、助かっています。
竹村さま:在庫確保の仕組みも、魅力の一つでした。流通が少ない機器やパーツの在庫についてゲットイットさんに問い合わせたところ「複数の取引先の中から仕入れることができます」との回答をいただき、心強かったです。ゲットイットさんに第三者保守を依頼したことで障害発生時の迅速対応が可能になり、システム停止による業務影響・医療現場への支障のリスクを低減することができました。
竹村さま:保守サービスに入らずに運用を続けた場合、突発的な故障により数百万円の急な支出が生じる可能性があります。予算の見込みを平準化することができましたし、「いつ壊れるか分からない」という心理的ストレスからも解放されました。
保守費用も削減することができ、浮いた予算を病院として取り組むべきICT関連の新規施策に回しています。

ーーどのような新規施策を行っているのですか?
竹村さま:セキュリティ強化に加え、患者さま、医師、看護師など関わる人たちが利用しやすい診療支援システムの導入などに力を入れています。診療報酬改定への対応にも、十分な予算を確保できました。
西山さま:2027年3月の稼働を目指している「ウェブ予約システム」の導入も、この体制があってこその取り組みです。受診予約をスムーズにし、院内での滞在時間を短縮することで、感染対策の強化や駐車場の渋滞緩和にもつなげてまいります。

ーー今後、ICT関連ではどのような部分に力を入れていきたいですか?
遠藤さま:普及が進む医療DXを積極的に取り入れ、患者さまがより安全・手軽に当院を利用できる環境を整えたいと考えています。同時に、職員の負担軽減にもつなげていきたいです。当院のICT担当は総務課に所属していますが、独立した部門にすることも視野に入れています。また、災害時に強いICTも重要なテーマだと思います。
竹村さま:私も地域医療への貢献に加え、災害時でも拠点病院として安定して稼働できるICT基盤の確立することが、今後の重要なテーマになってくると考えています。災害時にもハードが壊れないのが理想ですが、精密機器なので壊れるリスクはあります。日頃からバックアップをとることで、災害時も迅速に対応できる体制を目標としています。
ーーゲットイットに期待することや、今後のご要望があればお聞かせください。
嶋﨑さま:当院ならではの運用に関する環境制約に対してもご理解いただいたうえで、きめ細やかで柔軟なサービスを提供いただいており、大きな安心感を持っています。今後もこの姿勢を継続していただくとともに、保守対象機器の拡大や障害時の対応力の強化など、さらなる発展に期待を寄せているところです。

遠藤さま:ゲットイットさんが提唱されている「リユースによる環境負荷軽減」や「児童労働問題の解決」という視点にも共感しています。今ある資源を長く使うことが、新たなレアメタルの採掘を減らし、それがコンゴでの少年兵を減らすことにつながるという考え方も学びました(リンク)。「人間を救うのは、人間だ」という赤十字の精神とも通じるものです。
嶋﨑さま:近年、水害や猛暑などの気候変動は多くの人々にとっての脅威になっています。日本赤十字社は「気候変動は人道の危機」と捉えており、被災者支援にとどまらず、「防災・減災」に関する知識の普及、エネルギー効率の高い設備・機器への更新、リサイクル・リユースの推進など、全社をあげて温室効果ガスの削減や気候変動の緩和策、適応策に力を注いでいます。このような志を共有しているゲットイットさんとも連携しながら、今後も取り組みを進めていきたいと考えています。
ーーぜひ、今後ともよろしくお願いいたします。本日はお忙しい中ありがとうございました。

第三者保守は、単なる「古い機器の維持」に留まりません。第三者保守という選択によって生まれた余力を、ウェブ予約システムの導入といった「未来の医療DX」へ繋げられた点は、多くの医療機関・企業さまにとっても重要な示唆となるはずです。
ゲットイットは、ITシステムの保守延長やリプレイスまでの猶予確保を課題としている皆さまに向けて、現場に寄り添った柔軟な保守サービスを提供しています。「システムの安定稼働」と「コスト最適化」の両立を模索されているご担当者さまは、ぜひ一度当社までご相談ください。最適な選択を、共に検討させていただきます。
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