―――これまで数々の改善に取り組まれてきましたが、今後考えていかなくてはいけないと思うことはありますか?
今のペースで会社が成長していくと、新しい倉庫が必要になってくると思うんですよ。そうすると物流チームも分割されることになるかもしれない。そうなったときに、じゃあどうするか。今までどおりに支障なく業務をこなすにはどうするかとか、もっとこういう連携を取れれば一番いいよねとかそういったものが出てくると思うし必要になってくると思うので、そこはこれから自分たちで考えていかないといけない大きな部分だと思います。
―――入社当初の人手が足りなくて大変だった頃の話を聞くと、メンバーの増強は鍵ですよね。「こんな人に加わってほしい」というものは何かありますか?
リーダーシップというか、考えられる人がいいのかなっていう話はよくしますね。前回、最後の方にも話しましたけど、ゲットイットとして自分が輝けるって意味では、何かしら疑問を持てる人とか自分から発信できる人っていうのは、やっぱりやっていて楽しいのかなって思うし、一緒に働くとなっても物流としても会社としてもいいのかなっていうのはよく話したりはしてるよね。
うん。
僕らも結構だいぶゲットイット色に染まっちゃってますけど(笑)でも、新しく入ってきた人っていうのは、以前の職歴とかそこでやっていたこととの違いっていうのをすごい肌で感じると思うんですよ。だから「何でこれをやっているんだろう?」とか「これ意味あるのかな?」とか、そういうのを自問自答して、それでも納得できなかったら議題にあげたりとか、問題に思うことを発信できたりする人の方がやっぱり向いているなっていうのは感じます。
なんか接客業やってた人多くない?俺らもそうじゃん。例えばお客さんの立場になって考えるとかよく気が付くとか、今の物流にはそういう人が多い気がする。別に接客経験はなくても、要素としてなんかそういう人の方が良さそうな感じがあるよね。
他部署よりもさらにチームワークを求められている部署だと思うので、やっぱり気が利かないっていうのはマイナス要素になりやすいかも。
部署間の会話、やりとりとかも比較的多いしね。
―――人が増えてくると、中堅どころのお二人の仕事もいくらか変わってくると思いますが、この先の目標や数年後に思い描いているものなどはありますか?
直近の目標だと、在庫の全メーカーのリストを完成させたいですね。まだできていないんですけど、それができると誰でも探すのが楽になるっていうのもあるので。
その後は、うーん…とりあえず30歳くらいまで物流で働いてもっと知識とかをつけていって、ゆくゆくは営業もやってみたいかな。ずっと物流でも自分としては全然楽しいですし、いいかなとも思っているんですけど、やっぱり体力も必要じゃないですか。まぁ、体力面を考える頃には社内に新しいポジションとか物流の中でも何か新しい役割ができるかもしれないですけど、「他のお客さんとも話してみたいな」といった気持ちが出てくるのかなというのも漠然とあって。でも今は物流としてがんばりたいと思っています。
僕も30歳くらいまでは物流で色々スキルを磨いていきたいなっていうのがあります。そこから、ハイブリッド型みたいな形をちょっと頭に浮かべていて。ツールを作ったりするのが好きなので、本格的にスクリプトを勉強して物流業務に関わるツールを自分で作っていく。『物流の情シス』みたいな感じで、周りの要望を自分で形にできたら楽しいだろうなと考えています。
あとは今、海外出荷を担当しているんですけど、筐体の仕入れ価格から販売価格ってどれくらいで売れているんだろう?っていう興味がすごい湧いてきているので、それで適正価格だったりとか需要変動に応じて海外の取引先に交渉できたりしたら楽しそうだなとか。そういうのも物流をやりながらハーフハーフでやってみたいなとも思うし。自分でやりたいことっていうのがまだ明確にはなってないんですけど、30歳くらいには物流3割、他のやってみたい新しいこと7割とかで、両方の知識を持ちながら間に入る役割で会社を良くしていきたいなみたいなのはありますね。
―――では、最後に求職者の方に何か一言お願いします。「これ言ったら入りたくなるだろうな」という視点でもOK!
うーん…みんな言ってるようなことになっちゃうもんね。「迷ったらすぐ行動に起こしましょう」とか。それだとみんな言ってそうな感じはあるからなぁ。
ゲットイットのサイトに残業時間とか有給消化率とか出てるじゃないですか。あれって、実態のままですよね?そのまんま?
実態のままですね。
…。
―――何の確認ですか(笑)
いや、よくあるじゃないですか、会社とかって結構「休みとれますよ」とか「有給とれますよ」とか、あるけど実際は全然とれないとか。
―――入ってみたら違うじゃん!みたいな?
そうそう!そういうのとか、なんかうまく言えないかなと思って。自分が入ろうかなと思ったのは、土日休みとか有給とれますとか残業代も1分単位で出るとか、別にそれだけを目当てにじゃないですけど、結構そういうのって重要視していたので。実際にそのとおりだから、そういったところとかをうまく言えたら、求職者の人にも刺さるのかなとか。
『仕事は変化するけど、生活は安定している』
実際本当そんな感じっすよね。なんかそういうのとか、ね、いいなって思うんですけど…うまく言葉にできない。
『言葉にできない。――木村佳祐』
タイトルにしたら刺さるかも(笑)今までで一番キャッチーな(笑)
なんかないの?そういうの、うまいじゃん。
大喜利大会みたいなのやめーよ!(笑)
言葉にするのうまいじゃん!俺言葉に出すのめっちゃヘタクソだからさ。俺はなんか雰囲気でいっちゃおう!みたいな感じじゃないですか。だからちょっと伝わりづらいんですけど。こっち(タカさん)はうまいんで。そういうところをちょっと。
めっちゃプレッシャーを与える(笑)
…なんだろう。『恒常的な日常に新たなスパイスを』みたいな?
それパッと出ないよ普通!(笑)
なんか、カレーライスみたいなんですよ。会社が。
―――ほぅ。その心は?
結構個性が強かったり、その人単品だとアクが強かったりみたいな人はいるんですよ。僕らもきっとクセが強いんですよ。ただ、カレーってたくさん香辛料とか入れるじゃないですか。ウコンとかターメリックとか…ウコンだ、一緒だ(笑)まぁ、色々入れるじゃないですか。それぞれ単品だと、酸っぱいとか辛いとか渋いとか苦いとか色々あると思うんですけど、それも結局一つひとつの個性の味を引き出して、ずっと煮込んで一晩寝かせたらめちゃくちゃうまくなるじゃないですか!だから色んな個性も、とりあえずこのゲットイットっていう鍋に入れて煮ていったらおいしいっていうか、いい企業になっていくんじゃないかなっていうか。…なんか、何て言ったらいいんだろうね?
あはは。今のまんまじゃね?なんだっけ?言葉?
―――忘れてるじゃないですか(笑)「恒常的な日常に新たなスパイスを」
これ、記事タイトルで。
いや、タイトルは『言葉にできない』で。
それアク強すぎでしょ、まじで(笑)