2022年02月07日
第三者保守への不安は「実績をもって払拭された」ーコクヨ株式会社さまの事例

モノづくりをつかさどる基幹システムの延命。第三者保守への不安は「実績をもって払拭された」ーコクヨ株式会社さまの事例

 

文房具やオフィス家具で国内トップのシェアを持つ、コクヨ株式会社さま。そのモノづくりを担う千葉県芝山工場の生産管理システムを、当社の第三者保守がサポートしています。第三者保守の導入を選択された、現場責任者の田村さまにお話を伺いました。

コクヨ株式会社 田村さま
●お話を伺った方
コクヨ株式会社
ファーニチャー事業本部ものづくり本部芝山工場企画グループ
田村さま

保守対象機種
NEC Express5800/R120f-2E、iStorage M11e
Yukiko Take

●インタビュアー
株式会社ゲットイット
マーケティング担当

今木

●担当営業
株式会社ゲットイット
第二営業部
今木

 

 

ーー第三者保守を導入された経緯をお聞かせいただけますか?

田村さま:
今回第三者保守をお願いしたサーバーは、2015年に購入したものです。5年間のメーカー保守の後、1年間はメーカー保守を延長できたのですが、6年目以降はできないと言われてしまった。本社に相談したところ付き合いのあった第三者保守ベンダーを紹介されたのですが、サーバーはできるがストレージは対応できないということになり、急遽いくつか業者にコンタクトを取っていたところでした。

ーーその中で、当社を選んでいただいたポイントはどこにありましたか?

田村さま:
同時に数社に問い合わせていたのですが、やはりストレージに対応できないと言われました。ゲットイットさんだけがストレージも保守できるということでお願いしました。

ーーやはりまとめて依頼できるという点は大きかったでしょうか?

田村さま:
そうですね、これはこっち、あれはあっち、というのは面倒なので、できれば一緒にお願いしたかったというのはあります。価格的にもゲットイットさんは安い方だったかなと記憶しています。

ーー今回、初めて第三者保守を利用されたと伺っていますが、不安に感じたり心配された点はありましたか?

田村さま:
やはり今まではメーカー保守を使っていたので、技術的に大丈夫なのか?と正直心配はしていました。契約のできる・できないというよりは、何かあったとき、問題が発生したときにちゃんと見てもらえるのかだろうかと。こちらは説明してもらって、話をきいて契約するしかないわけで、実際にどうなのかは最後までわからない部分でした。

ーーそんな中で、どういう点が安心感につながったと感じますか?

田村さま:
契約の件数、実績についてはご説明いただいたと記憶しています。かなりの件数の契約をされているとのことでしたので、それも安心感につながったのかなと思います。

ーー技術的な側面はいかがでしたか?

田村さま:
そこは一番不安な点でしたが、幸か不幸か、契約してわりとすぐにCPUのエラーがありまして。

今木:ご契約いただいてから、約5ヶ月後ですね。

田村さま:
そこできちっと対応していただけたので、早い段階で技術的な不安は実績をもって払拭されました。ジョブスクリーンが出た時の画面をお渡しすることで、当たりをつけてスムーズに作業していただきました。問題なく対応してもらえたことが、安心感に繋がりました。

ーー第三者保守を利用された先輩として、まだ迷っている方へ何かメッセージを伝えるとしたら?

田村さま:
意外と安心して利用して大丈夫じゃないか、というのが正直なところです。やはりメーカーの保守契約とは違うので、大丈夫なのかどうかは絶対に心配はされると思います。たまたま今回のケースではということにはなりますが、すぐに不具合があり対応してもらえたので、現時点で自分の中では大丈夫だなという判断はできています。今後何か相当なトラブルがあると点数が下がってしまいますが(笑)、今のところ大丈夫かなと。

今木:ありがとうございます。

コクヨさま第三者保守インタビュー

ーー今回は第三者保守を利用して生産管理システムを使い続けることを選ばれた訳ですが、その背景としてはコスト的な要因が大きかったのでしょうか?

田村さま:
保守契約のコストというよりは、その上で動かしているシステムをそのまま使っていくのか、改修していくのか、というところで、今回はそのまま使っていくことを選んだということになります。近い将来にはまた再構築しないといけないですが、それにむけて準備が必要なので、とりあえず今回は延長するという選択をしました。

ーー今回のケースのように、製造業の現場におけるシステム延長の需要は高いのではと思うのですが、いかがですか?

田村さま:
そうですね。実は、今回の保守契約が終わる2023年はWindowsのサーバーの保守が切れるタイミングでもあります。サーバーOSが変わる、その上のデータベースが変わる、アプリも変わる、と数珠繋ぎに変わっていき、単純なハード交換で済まなくなるわけです。延命するにもお金がかかるとなると、さてどうしたものかとなってしまう。延長にお金かけても何か機能が増えることはないわけで、そこの金額と、もっと高いけど機能をアップして作りなおす方がよいか、そのバランスになるとは思います。

ーーそういう意味では、ユーザーさまにとってベストなタイミングで切り替えができるというのが、第三者保守の最大のメリットかもしれませんね。田村さまご担当のシステムは、23年の3月で切り替えの予定ですか?

田村さま:
そこまででは終わらないかもしれないと思っているところです。半年から1年の延期はありうるかなと。保守部材が揃えば保守契約の延長も可能なのですよね?

今木:もちろんです。更改後の機器の処分についても併せてご相談ください。

ーー本日はお忙しい中ありがとうございました。

新システムの導入と現システムの延命は、対立するものではなく、補完し合うものです。攻めの姿勢の新規投資と、より効果的な新規投資のための延長保守を、ユーザー目線で使い分けられる企業さまが着実に増えています。
ゲットイットでは、「初めての第三者保守で不安だ」というお客さまのご支援も数多く行っています。どうぞお気軽にご相談ください。