株式会社ゲットイット(本社:東京都中央区、代表取締役社長:廣田 優輝)は、10月25日、当社倉庫「ZETTA」にて、E-waste(電子ごみ)とリユースの重要性を子どもたちと一緒に考える参加型イベント 「E-wastream Japan 2025 リユース探検DAY」 を開催しました。本イベントは、「E-waste問題を次世代へ」 をテーマに、社員有志が企画・運営したプロジェクトです。23組の親子が参加し、PCの組み立て、ノートPCの分解、電子部品アート製作の体験を通じて、「捨てられるはずのIT機器の価値」 について理解を深めました。
10月14日の International E-waste Day(国際電子ごみの日)にあわせ、親子ワークショップを開催
持続可能な未来を目指し、循環型社会の形成に向けた取り組みが加速している中、経済成長と環境保全の両立を図る「サーキュラーエコノミー」は、もはや一部の産業にとどまらず、あらゆる分野に広がりつつあります。そのような中、急速に進むデジタル化と共に避けて通れないのが、IT機器を中心とした電子廃棄物(E-waste)の問題です。こうした状況の中、企業ができることの一つがIT機器のリユース促進であると考え、ゲットイットでは、サーバーやストレージ、ネットワーク機器などのIT機器を買取り、次のユーザーへとつなげる活動を20年以上続けてきました。
この度、10月14日の International E-waste Day(国際電子ごみの日) にちなんで、「IT・ハードウェアに関わるすべての人と共に、電子ごみ(E-waste)問題を学び、IT機器を“廃棄しない”方法を模索する」機会の提供として、パソコンの「組み立て」「分解」「リサイクル」を体験するワークショップを実施しました。

▲家族と協力してパソコンを組み立てる

▲社員に見守られながら作業を進める参加者
IT機器のリユースを活用したパソコンの組み立てや、パソコンの分解・部品の分別を体験
リユース部品を活用しデスクトップPCを組み立てるワークショップでは、CPUやメモリの取り付けなどを行いパソコンを組み立てました。電源がついた時には参加者の子どもたちから歓声があがり、タイピングゲームなどを楽しむ姿が見られました。また、ノートPCを分解し中身を見ていく「分解ラボ体験」も実施。CPUやバッテリーなどの部品を取り外し、再利用できる部品を分別していきました。さらに、役目を終えた電子部品を活用し、ケーブルの中の銅線でお花を作ったり、カラフルに色付けしたクリアパーツを使って万華鏡などの工作を楽しみました。
リユース探検DAYに参加した子どもたちからは「使えるものをリサイクルしてこれからも使っていきたい」「捨てるものだったかもしれないけど、全部がゴミにならないことが分かった」「分別するのが大変だということが分かりました」などと、イベントでの体験が子どもたちに環境問題を意識するきっかけになったようです。

▲ノートパソコンを分解する子どもたち
プロジェクトリーダー武 由希子 コメント
E-wastream Japan 2025は、去年よりもスケールアップして実施することができました。子ども向けのイベントは「リユース探検デー」と名前を変え、PC組み立て以外にも複数の企画を組み込んだリッチな1日となりました。今年はドキュメンタリー映画『リペアカフェ』を参考に、修理への一歩としてまずは中身を知ることを目的にパソコンを分解してみる「分解ラボ」を企画。飽きずに分解してもらえるか心配していましたが、そんな懸念をはねのけるように子どもたちは夢中になり、知的好奇心がむくむくと育っていくエネルギーに満ちていました。「うちの子どもがこんなに分解に集中するとは知りませんでした」と保護者の方々もおっしゃるほどで、分解したパーツを(大人からすると「なぜそれを、、?」と思うようなものでも)大切そうに持ち帰る姿に胸が熱くなりました。「分解」という一見地味な企画ですが、子どもたちを魅了するパワーを実感することができました。来年は分解してもう一度組み立てるまでをやってみるのはどうかというアイデアも浮上しています。また、オンラインイベントでご一緒した日立製作所の「なおスト」チームとのコラボレーションもできたらいいなと構想しています。
E-wastream Japan 2025について
ゲットイットは、電子ごみ(E-waste)問題を社会全体で学び合い、IT機器を“廃棄しない”循環の仕組みを広げることを目的に、毎年10月14日の「International E-waste Day(国際電子ごみの日)」に合わせて「E-wastream Japan」を開催しています。2022年のイベント立ち上げ以降、2023年のNTTコミュニケーションズ境野哲氏による『循環型社会“見える化”の最前線』、2024年の親子向けワークショップ「オープン倉庫 For Next Generation」など、年ごとにテーマを拡張してきました。
2025年は、2つの企画を実施しました。
1つ目は、「捨てる社会からつなぐ社会へ」をテーマに、経済産業省 資源循環経済課長 三牧純一郎氏、株式会社日立製作所 デザイナー 藤元貴志氏を迎えて10月16日に開催したオンラインイベント。省庁・メーカー・リユース事業者という異なる立場の3者が、循環型社会の実現に向けた具体的なヒントと未来像について議論しました。
2つ目は、自社倉庫で開催予定の「リユース探検DAY」です。昨年好評だった「オープン倉庫」を発展させ、子どもたちと共にリユースの重要性を考える体験型プログラムを展開し、「電子ごみについて次世代の関心を育む」ことを目指しています。
ゲットイットは、IT機器のリユース・リサイクルを基盤とした「サステナブルコンピューティング」を推進し、ITインフラが循環の仕組みの中で持続可能に活用される社会の実現に向け、今後も事業・活動を拡大してまいります。
【本件に関する問い合わせ】
担当者:谷口 剣太
電話番号:03-5166-0900
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