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MEMBER INTERVIEW

最初はできなくて当たり前。
挑戦の先に、自分の強みが見えてくる

S.K

2018年5月
ロジテック部門 システム開発チーム                     休日は、ライブやフェスで好きなバンドやアイドルを応援したり、社内の軽音部に参加して音楽を楽しんだりしている。映画館で話題作を観てリフレッシュするのも大切な過ごし方のひとつ。

インタビュー

最初はできなくて当たり前。挑戦の先に、自分の強みが見えてくる

20歳で入社し、2025年で8年目を迎えるS.Kさんも、はじめは目の前の作業に精一杯で、人に伝えることや周囲と動くことが得意ではありませんでした。けれども「やってみなよ」と背中を押してくれる環境の中で、一歩ずつ挑戦を重ね、できることを増やしてきました。
業務改善やナレッジづくりにも取り組み、今ではシステム開発チームに異動し新たな挑戦をスタート。そんなS.Kさんに、入社のきっかけから成長の過程、仕事の面白さ、そしてこれからの目標まで語っていただきました。

就活の型にはハマれなかった。だからこそ出会えた自分に合う会社

———ゲットイットに出会ったきっかけは何ですか?

専門学校を卒業して、就職活動をしていたときに「アウトロー採用」(※1)というイベントに参加したのが最初のきっかけです。ちょっと変わったイベントで、最初は企業名も経歴も明かさず、参加者同士でテーマを決めて雑談をするんです。そのあとで「実はこんな事業をやってます」と企業側がプレゼンする仕組みで、そこで初めてゲットイットを知りました。

※1 アウトロー採用・・・従来の型にはまった「就活」プロセスを見直し、「個性」や「価値観」に重きを置いて若者と企業をマッチングする日本発の新しい採用手法です、エントリーシートやリクルートスーツ、マニュアル的な振る舞いを必要とせず、説明会などに参加できます。

———珍しいスタイルの採用ですね。

そうなんです(笑)。当時の私は学生で、「スーツを着てカチッと面接」という就活のやり方が苦手で…。でも正社員として働きたい気持ちはあったので、このイベントにたどり着いたときは「ちょうどいいな」と思いました。参加してみると気楽に話せる雰囲気で、「これなら自分でも大丈夫かも」と感じられたんです。

そのとき、ゲットイットの採用担当者と倉庫系のアルバイト経験の話になりました。すると「うちにも倉庫があるよ」と紹介されて、共通の話題で盛り上がったんです。その流れから、軽い気持ちで会社見学に行くことにしました。さらに「ハッピーアワー」という社内の飲み会にも参加させてもらい、面接前に社員の方々とざっくばらんに話せる機会もありました。事業内容というより、人の雰囲気や会社の空気に惹かれて、「ここで働きたい」と思うようになったんです。

——— 7年前だと、従業員数も少なかったんじゃないですか?

入社したころはまだ50人もいなかったと思います。今では150名近くにまで増え、当時のちょうど3分の1ほどの規模です。今は倉庫2拠点とオフィスが分かれ3拠点(※2)になっていますが、当時は倉庫1拠点とオフィスの2拠点で働いていて、社長とも顔を合わせる機会が今よりずっと多かったですね。社内で飲み会もよく開かれていて、距離の近さをすごく感じていました。

そんな環境の中で、私は7年間出荷検査の仕事を担当してきました。まったくの未経験からのスタートでしたが、新しいことを学ぶのが好きだったので、自然と楽しめました。そして何より続けられている理由は「人」です。いい人が多く、誰が何を言っても受け入れてくれる空気があって、意見が自然に交わされる環境がある。その心地よさが、自分にとって大きな支えになりました。

※2 ゲットイットでは倉庫に拠点名を付けており、勝どきエリアの倉庫はZETTA(ゼタ)、森下エリアの倉庫はArk(アーク)と呼んでいます。どちらも社内公募で命名しています。

電子部品

改善の工夫が、キャリアを広げてくれた

———出荷検査とは、どういう仕事なんでしょうか?

そうですね。検査体制は大きく二つに分かれています。入荷した機器のデータ消去や動作確認を行うチームと、お客さまに出荷する直前の最終チェックを担うチームです。私は後者を担当していました。

具体的には、ネットワーク機器やサーバーが正しく動くかを一つひとつチェックし、入荷時に汚れがあれば丁寧にクリーニングします。リユース品というと不安を持たれがちですが、そうした工程を経て品質の良さを実感し、安心して使える状態に仕上げます。いわば、お客さまに届ける前の最後の砦の役割でした。

その中で、ただ目の前の業務をこなすだけでなく、「どうすればみんながもっとスムーズに仕事を進められるか」と、考えるようになりました。業務改善に取り組んだり、簡単なシステムを作ってみたりするうちに、新人教育にも携わるようになったんです。

未経験の人ばかりなので、基本となる知識やシステムの使い方、専門用語などを教えていきました。ただ当時は業務マニュアルも研修用の資料もほとんどなく、人によって教え方や内容がバラバラだったんです。そこで、それらを整理して仕組み化することにも取り組みました。そうした経験を重ねる中で、次第に「自分はこういうことに向いているのかもしれない」と気づいていったんです。

———今はどのような業務を担当しているんですか?

今年の7月に、同じロジテック部門の出荷検査チームからシステム開発チームへと移りました。自分から志願しての異動で、現在は3名の小さなチームの一員として業務に取り組んでいます。
チーム全体では、ロジテックの業務をより効率的にするためのツール開発や、その改善・アップデートを行っています。たとえば検査工程では、人が手作業で確認するとミスや見逃しが起きやすいのですが、それを自動化することで品質を一定に保ちつつ、複数台を同時に処理できるようにするなど、スピードと精度の両立に取り組んでいます。

今の私の役割は独学で身に付けたプログラミングのスキルを活かしながら、現場の課題を解決していくことです。

———ご自身の中で、強みを感じる部分はありますか?

強みはやっぱり業務改善ですかね。どうしたら仕事がもっとスムーズになるかを考えるのがけっこう好きで、実際にちょっとしたツールをつくってみたり、システムをいじってみたりしていました。

最初から「得意」と思っていたわけじゃなくて、任されるうちに「あ、意外とできるかも」って自信がついてきた感じです。入社2〜3年目には、社内に散らばっていた知識や業務のコツを「これ、まとめたほうがいいんじゃないですか?」と提案して、ナレッジ整備をやらせてもらいました。ルールを決めたり、ガイドラインをつくったりしたのはいい経験になりましたね。

———反対に課題に思っているところはどこですか?

苦手なのは社外の人と話すことですね。お客さんと直接やりとりする機会がほとんどなかったので、今でもすごく緊張します。会社の一員として見られるって思うとプレッシャーが大きくて、「失敗したらどうしよう…」って考えちゃうんです。実は今回のインタビューも、最初はちょっと身構えたんですけど、新しい部署に異動したタイミングでもあったので、「よし、これも一歩だ!」と思って引き受けました。少しずつできることから挑戦していこうと思います。

ZETTA

挑戦を楽しむ風土が、自信と誇りを育ててくれる

———本業以外でも、いろんな新しいことにトライされていると聞きました。具体的にはどんな活動をされてきたんですか?

そうですね。メインの仕事以外でも、社内プロジェクトには積極的に参加してきました。たとえば動画制作のプロジェクトで、新入社員の自己紹介動画をつくって社内報に載せたり、YouTubeに上がった社歌のメイキング映像を撮影・編集したり。全然経験はなかったんですけど、「やってみたい」と手を挙げて関わりました。

それから「インクルーシ部」という多様性に関するプロジェクトにも立ち上げから参加。新入社員研修の一環で座談会を開いたり、海外メンバーに文化を紹介してもらうイベントを企画したりと、気づけば4年くらい続けていましたね。

ほかにも、社員の賞与の一部をどう分配するかを決めるプロジェクトに参加したこともあります。メンバー同士で意見を出し合ったり、ちょっとユニークな方法を試したりして、普段の業務では味わえない経験になりました。こういうプロジェクトは全部手挙げ制なので、「面白そうだな」と思ったらまずは参加してみる。気づいたらいろんなことに挑戦していた、という感じです。

———いろんなプロジェクトを経験するなかで、改めて感じる仕事の面白さややりがいは何ですか」?

やっぱり一番は、裁量の大きさですね。自分が「これやってみたい」と思ったことを任せてもらえて、それを形にできたときの達成感は大きいです。周りに喜んでもらえるのも嬉しいですが、それ以上に「自分にもできた」という実感が自信につながっています。そのうえで、結果的に周りの人の役に立てたら、さらにやりがいを感じます。

あとは「これ無駄じゃないかな?」ってところを見つけて、効率よくできる方法を考えるのも好きですね。面倒くさがりな性格だからこそ、「もっと楽にできる方法はないかな」って自然に探してしまうんだと思います。

入社当時は、自分で考えて動くのも、人と関わりながら仕事を進めるのもあまり得意ではありませんでした。目の前の作業に集中するだけで精一杯で、チャットで状況をうまく伝えたり、文章で説明したりすることにも自信がありませんでした。

でも、任せてもらえる環境があったおかげで少しずつ挑戦できるようになり、マニュアルやガイドラインを作るなかで多くのフィードバックを受けながら説明力を磨いてきました。今ではむしろ文章でのやり取りのほうが得意になったくらいです。電話はまだ少し緊張しますけど(笑)、昔の自分と比べると確かな成長を感じていますし、それが次の挑戦への自信にもつながっています。

さらに、挑戦したいときに「やってみなよ」と背中を押してくれる風土も魅力です。友だちからは会社の愚痴をよく聞くんですけど、ゲットイットでは「これなら、自分で変えられるかも」と思えることが多い。そういうときに、この会社で働いてよかったなと強く感じます。

ゲットイットのミッションは「お客さんの困りごとを解決すること」。その思いを社員一人ひとりが誇りを持って実践しています。さらにその先には、鉱物資源をめぐる紛争や環境問題といった社会課題の解決にもつながっているんです。普段の業務では気づきにくい部分ですが、ふと「自分の仕事が社会全体の役に立っている」と実感できたとき、大きな誇りとやりがいを感じます。

———今も会社の雰囲気は満足されていますか?

はい、満足しています。人間関係はとてもフラットだと思います。社内はもちろん、営業さんが外部のパートナーやお客さんと接している姿を見ても、上下関係というより“対等にやりとりしている印象があります。社内でも同じで、先輩や社長と話すときに変に緊張することはなくて、むしろフレンドリーに接してもらえるのでリラックスして話せます。

逆に、新しく入ってきた社員の方と話すときのほうが緊張するかもしれません(笑)。「嫌な印象を持たれたらどうしよう」とか考えちゃうので。でも全体的には誰とでも話しやすい雰囲気がある会社だと思います。

最近は社員数が増えたことで研修制度やマニュアルも整ってきて、新人さんも安心してスタートできるようになってきたと思います。私が入社当時はOJTが中心で、教え方に迷うことも少なくありませんでした。だからこそ、内容をリスト化したり仕組みを整えたりする工夫を重ねてきたことが、今につながっていると感じます。

ゲットイット社員S.Kさん

挑戦を楽しみながら成長を重ね、頼られるエンジニアへ

———今後の目標を教えてください。

最終的には「この人に相談すれば間違いない」と思ってもらえるような存在になりたいですね。お客さんにより早く、品質の高いものを届けるのがロジテックの使命なので、その実現をシステム面から支えていけるようになりたいです。

今はまだ知識を吸収している段階ですが、要件定義から設計・開発まで経験を積みながら力を伸ばしていきたい。また、いずれは英語力も身に付けていく必要があると感じています。そうやって少しずつできることを広げ、「頼られるエンジニア」に近づいていけたらと思います。

正解のない課題に向き合い、変化を面白がれる人

———違うポジションにも挑戦できる「総合職」を今期から募集しています。どんな人が向いていると思いますか?

変化に富んだ会社なので、その変化を自分事として楽しめる人が向いていると思います。総合職は、営業や技術などいろんな部署を経験すると思うので、そのたびに環境も求められることも次々に変わっていくはずです。それを「大変そう」ではなく「面白い」と感じられる人が合っているのではないでしょうか。

また、正解がないテーマに向き合う場面も多いので、普段から「どうしたらもっとよくなるかな」と考えながら、柔軟に行動できる人だと活躍できると思います。いろんなことを吸収して成長したい人にはぴったりの環境です。ぜひ頑張ってください!困った事があれば相談に乗りますので、気軽に声をかけてくださいね。

インタビュー後記:桐谷

私の入社当時の技術現場研修の担当はS.Kさんでした。一生懸命に向き合ってくれ、今や改善や開発に挑み続ける姿にあの日の誠実さが形を変えて輝いていると感じました。ゲットイットでは総合職を募集しています。キラキラと輝く先輩社員と切磋琢磨したい方、ご応募お待ちしております!

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