こんにちは!
蔵部2019年7月回を担当したキッチン事業部よいちです。
私は入社して三カ月がたちます。そして入社前にこの蔵部のブログを読んでいました。「会社に部活?しかも日本酒の?楽しそうだな」と入社理由の5%ほど?が蔵部でした。よって、入社後すぐに日本酒愛を表明し入部。今回担当を任されました。
今月のテーマは「純米酒の多様性」です。
純米酒=コクがある、旨みがある、安い
吟醸酒、大吟醸酒=香り高い、繊細、高級
というイメージがありますが、フルーティーな純米酒やキレキレの純米酒、涼やかな純米酒もあるはず!と思う純米酒ファンの私は、その豊かな世界をシェアすべく純米酒しばりでお酒を選びました。
1. 晴田(せいでん) 出羽鶴酒造 秋田県
キレ味 クリアさ
夏にぴったり 冷やして飲む
2. 七田(しちでん) 天山酒造 佐賀県
旨み、熟成感、米の厚み
私は普段この系統を選びがち 常温
3. 陸奥八仙 八戸酒造 青森県
フルーティーな香り 後味の華やかさ
涼やかな甘さ 冷やして飲む
4. 弥右衛門酒 大和川酒造 福島県
?? 「カスモチ」という独自の仕込み方で作られた
酒屋さんが「ジャンル分けできないが人気」と言っていた謎の酒 冷やして飲む
美味しいのは当然として、
「純米酒のイメージが変わった」
「ほんとに吟醸酒じゃないの?」
「こんなに四種類の味がはっきり分かれた蔵部は珍しい」
といった意見はうれしかったです。「そうやろ~」という感じです。
あと、この日はつまみが好評でした。
・枝豆の塩ゆで(旬ですね。固めにゆでました)
・おから(新ごぼうとミョウガを入れ、大葉の千切りをのせて夏らしく)
・大根と豚バラの煮物
・帆立ときゅうりのポテトサラダ
・ぬかづけ(なす、にんじん、きゅうり、みょうが)
・高野豆腐としいたけの煮物
・レバーのしょうゆ煮
以上がスターターで・・・
・だしまき卵
・油揚げをカリッとさせて生姜醤油をのせたもの
・しらすおろし(しらすは銚子で買ってきた特別おいしいもの)
・〆の焼うどん
の四品を途中で作っての計十一皿。
私は料理が趣味なので、前日夕方に上の七品を作り、下の四品はオフィスで作りました。こんなお婆ちゃんっぽい料理でいいのかな?と思いましたが部員たちの評判は上々。「嫁にほしい」(私は男性ですが)と正直、入社以降最大の幅で株が上がりました。笑
酒と肴の相性でいうと、晴田(切れ味が際立つけれどコメのうまみも十分ある)とおからの相性は最高でした・・・あとは七田とレバー。油揚げは熱湯であぶら抜きをしてカリカリに仕上げた甲斐あって、どのお酒にも合いました。華やかな陸奥八仙には浅めにつけたぬか漬け(とくに茄子)、まったりした弥右衛門酒には大根おろしたっぷりのしらすおろしがベストフィット。
「手料理の日の蔵部はゲストが増える」との予言通り、この日は終業した社員たちが次々にゲスト化。最後、つまみが足りなくなって会社にあったせんべいをかじらせてしまったのは悔やまれました。男子学生十人分作ったんですが・・・笑 それだけみなさん盛り上がったということにしましょう。
ゲストの中には研修中の新人の方もいました。席の遠い先輩と飲んでいる姿が印象的でした。同僚が、「顔と名前が一致する」から「何回かゆっくり話したことがある」に変わっていくと会社の居心地はよくなっていくように思います。蔵部はこれからもそんな場所であってほしいです。私にとってはこの三カ月、そういう場所でしたので。
以上、長文失礼いたしました。
次回も楽しみです!