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E-waste(電子ごみ)とは、バッテリーや電気・電子回路を搭載している電気・電子機器の廃棄物の総称です。世界のE-wasteの排出量は増え続けており、2019年には5,360万トンに、さらに2030年には7,400万トンへと膨れ上がると予測されています。これは、観測を始めた2014年からわずか16年で倍増する想定となります。
ゲットイットはIT機器のリユース・リサイクルを事業としつつ、この「E-waste」問題の認知拡大に向け様々な取り組みを行ってきました。「E-wastream」プロジェクトの1年目にあたる2022年には、オンライントークイベント『持続可能な未来を創る -これからのビジネスのカタチ-』を開催。23年には、NTTコミュニケーションズ株式会社よりイノベーションセンター担当部長境野哲氏をゲストにお迎えし、オンラインイベント『循環型社会”見える化”の最前線』を開催しました。
3年目の今回は「次世代への伝達」を企画の中心に据え、「オープン倉庫 For Next Generation」を開催。「E-wasteについて次世代の関心を作ろう」をキャッチフレーズに、楽しみながらE-wasteについて学べる参加型ワークショップを企画しました。来場した22組の方は、約半分がお取引先の企業の方、約半分が地域(当社倉庫ZETTAがある中央区)の方でした。また、中央区で子どもの支援を行う認定NPO法人キッズドア経由でも募集を行い、3組の方にご参加いただきました。
ワークショップは、「ゲットイットが買い取った=リユースされたIT機器の部品で、自分だけのデスクトップPCを組み立てる」という趣旨で行われました。ワークショップ前にE-wasteの説明を行い、「リユースしなければE-wasteになっていたかもしれない部品」を使ってPCを組み立てることで、E-wasteやIT機器のリユースについて学びを深めることが目的です。
参加者は部品が置かれたデスクに親子で座り、当社社員の指導に基づいて作業に着手します。デスクトップPCの天板を開けると、「パソコンの中身だ、すごい」と声が上がります。続いてCPU(※2)を交換する、グリスを塗布する、ヒートシンク・ファンを取り付けるといった組み立て作業に移ります。参加の小中学生が作業に難航した際は、当社社員だけでなく、保護者がサポートする場面も多く見られました。
部品の取り付けが終わると、天板を閉め、キーボードやスピーカーにケーブルを接続します。最後に電源をつなぎ、電源ボタンを押す際には「ちゃんとつくかな」「どきどきする」といった声が聞かれ、電源がついた瞬間には多くのデスクで歓声が上がりました。表計算アプリでの計算やインターネット閲覧を試した後は、各参加者はタイピングの練習をする、ゲームを楽しむなど、組み立てたPCを使用していました。
ワークショップ後のアンケートでは、以下のような感想が寄せられました。
ご家族四人で参加されたTさんは、「ゲットイットの社員さんからイベントのお誘いをいただき、参加しました。私は自作PCを作りますが、娘たちも物を作るのが好きで、イベントのチラシを見せたところ行きたいと言いました。私と同じIT業界に進んでほしいとまでは思っていませんが、興味を持ってくれるのは嬉しいです。実際に大人が働いている職場や、普段中身まではみないPCに触れて、視野が広がったのではと思います」とコメントをくださいました。
また組み立てを体験したお二人は、「難しいところはパパが手伝ってくれるから大丈夫でした」「1年のE-wasteの量は5360万トン。数字が好きだから覚えました」と感想を伝えてくれました。
お二人のお子さんと参加されたSさんは、「地域のSNSで知りました。ゲットイットさんは家から近く、外観は知っていましたが、何の会社かは知らず興味がありました。子ども達に話したところ、PCの組み立てに興味を惹かれたようで、カレンダーに「パソコンの日」と書いて1ヶ月前から楽しみにしていました。子ども達にとって初めての自分のパソコンですし、パソコンがいただけるのはとてもありがたいです。身近にすてきな企業があると知れてよかったです」とコメントをくださいました。
また参加のお二人に感想を尋ねたところ、「パソコンの中身は複雑だと思っていたけど、開けてみるともっと複雑だった」「パソコンは二人で使う。ゲームをしたい」とのことでした。
ワークショップ終了後には、別室で展示されている長坂真護氏のアート作品をご覧いただきました。「かっこいい」「E-wasteとガーナの話を聞いたばかりだから(注:長坂氏は作品に用いる資材をガーナのE-waste集積地から採集している)、より深く作品を鑑賞できた」「作品の口がアマゾンのマークになっていたのが面白かった」といった感想が聞かれました。
またイベント終了後には、キッチンカーによる和菓子が提供されました。「お茶や大福、アイスなど自分の好きなものがたくさんあって良かった」「和菓子のお味がとてもおいしかったです。果物の粒の大きさと甘さに感動しました。幸せです。」と感想をいただきました。
今回で3回目を迎えたイベント「E-wastream Japan」は、「E-wasteを削減し、環境に負荷の少ないIT社会を作る」という目的を継続し、来年度も開催の予定です。
武由希子(C&R部門)
普段のビジネスとは少し違う切り口で、E-wasteについて考えられるオープンなイベントを作りたい。そう思い手探りで始めたE-wastream Japanは、3年目を迎えて今年大きく成長しました。地域の方を対象としたイベントの開催自体がほぼ初めてでしたので、当社のリユース事業やE-wasteの問題について知っていただけたことは企業としても意味があることでした。E-wastreamの名前が狙った通り、このイベントを通じて一周り遠くまでうねりが広がったことを実感しています。
子どもたちが職場に集まり、目を輝かせながらパソコンを組み立てている姿は新鮮で、私たちの普段の仕事に対する認識をポジティブに変えてくれる力がありました。さっそく次回について新コンテンツの案や、ご参加いただいた方の所属企業とのコラボレーションの案が出ており、来年はさらにレベルアップした企画をお届けできるのではないかと思います。
株式会社ゲットイット
都内2,000㎡倉庫(勝どきZETTA)の豊富な在庫量と、マルチベンダー対応の技術力で、企業の抱えるITの「困った」を解決。サーバー・ネットワーク機器等ITハードウェアの専門家として、レガシーシステム運用に必要なEOSL保守(第三者保守)から、検証環境構築のための機器レンタル、情報機器処分(ITAD)に伴うデータ消去や買取りサービス、コスト削減のリユース販売まで、1社1社のオーダーに応える形で様々なハードウェア関連サービスを提供。株式会社ゲットイットは、持続可能な社会発展へ向けた「SDGs」への関心の高まりを受け、「使えるものは、長く使う」「使い終わったものは、次につなげる」の2点を掲げ、保守による機器の長寿命化や機器のリユース・リサイクルにより、ITハードウェアの持続可能な運用のための総合サービス「Sustainable Computing ®」※ を展開しています。
社名 :株式会社ゲットイット
URL :https://www.get-it.ne.jp
所在地 :東京都中央区築地3-7-10 JS築地ビル4F
代表者 :廣田 優輝
設立 :2001年4月
事業内容:ITハードウェアサービス:第三者保守、EOSL保守、販売、買取り、修理、レンタル、移設、構築、データ消去 等
※Sustainable Computing ®(サステナブルコンピューティング®)とは、「使えるものは、長く使おう」「使い終わったものは、次につなげよう」をコンセプトにゲットイットが考案した「ITハードウェアの持続可能な運用のための総合サービス」の名称です。
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