2023年09月25日
今年も開催!10月のイベント「E-wasteream Japan 2023」

今年も開催!10月のイベント「E-wasteream Japan 2023」

 

こんにちは!
E-wastream Japan 2023 運営チームの小川です。

E-wastream(イーウェイストリーム)は、E-waste(イーウェイスト:電子ゴミ)とstream(ストリーム:流れ)を掛け合わせたゲットイットが作った造語です。
“E-wastream Japan 2023(イーウェイストリーム ジャパン 2023)”とは「ハードウェアに関わる企業みんなで、同じ方向を向いてE-waste問題の解決への大きなストリームを起こしたい」という想いから生まれたイベントでございます。

私たちE-wastream Japan 運営チームは2023年10月14日の「International E-waste Day」に合わせ10月を「E-waste月間」とし様々な取り組みを行っていきます!

と意気揚々と声をあげましたが、私はゲットイットに入社するまで恥ずかしながらE-wasteだけでなくSDGsや環境問題にも全く興味がなく知ろうともしておりませんでした。
営業職ですのでむしろ「売り上げにつながらない事は必要ないよね」と批判的な意見を持っていました…

ゲットイットに入社し頻繁に耳にするようになったE-wasteについて、知りもしないのに批判するのは良くないと思い、まずは「知る」ことから始めてみました。
すると、知れば知るほど無知な自分に恥ずかしさを覚え問題の大きさに驚くと同時に、「自分がE-wasteについて学んだ事を広める必要がある」と強く思いました。
実際に弊社の各営業部へ足を運びE-wasteの社内認知活動を行ったり、お客さま先で行うサービス紹介の際にE-wasteへの取り組みの案内を入れたりしております。

私が学んだE-wasteについて情報をまとめてみましたので、ご覧ください!

 

 


そもそもE-wasteとは?

電子廃棄物(E-waste)とは、バッテリーや電気・電子回路を搭載している電気・電子機器の廃棄物の総称です。
世界のE-wasteの排出量は毎年増え続けており観測を始めた2014年からわずか16年で倍増しているそうです。

E-wasteの何が問題なのか

  • 地球温暖化
    2019年のE-wasteからの温室効果ガス放出量は9,800万トンで、世界のエネルギー関連排 出の0.3%にもあたります。
  • 資源の消失
    原材料には約8兆円相当の資源が使われていますが、全体の17.4%しかリサイクルされず、約6兆円超相当の資源を失っています。※2019年
  • 環境健康被害
    有害物質を含むE-wasteはガーナなどの低所得国に輸出され、現地の環境と人々の健康に深刻な被害をもたらしています。

参照:国連「The Global E-waste Monitor 2020」(https://collections.unu.edu/view/UNU:7737

E-wasteの何が問題なのか

E-waste問題解決のためにできること

①使い続ける / リユースする
機器を安易に買い替えず使い続けたり、リユースすることでE-wasteの発生量を減らすことができます。

②リサイクルする
E-wasteには原材料として貴重な金属が含まれているため、
リサイクルすることで資源の無駄遣いを防ぐことができます。

③適切に処理する
E-wasteには水銀など多くの有害物質が含まれているため、
処分する際には適切な処理が必要です。

④知る
E-waste問題の解決には、人々の意識を変え、ビジネスのあり方を見直す必要があります。そのために、まずE-wasteが私たちにもたらす悪影響とその解決に効果的な行動を知ることが重要です。

E-waste問題解決のためにできること

東京オリンピックのメダルはE-wasteからできていた!

一般市民からの寄付で約78,985トンの機器や携帯電話621万台を回収し、金32kg、銀3,500kg、銅2,200kgを集めました。
サステナビリティを強調したこのプロジェクトはE-waste問題に対する自治体の参加(日本の9割)や意識の向上を促進し、オリンピック史上初の試みとして注目されました。

参照:ARAB NEWS JAPAN 日本はどのように電子廃棄物をリサイクルしてオリンピックメダルを作ったのか(https://www.arabnews.jp/article/features/article_21974/

 

 


 

 

まずは「知る」ということが重要で頭の片隅に情報があれば普段の行動から変化が生まれるのではないかと思います。無知で批判的だった私が今では「E-wastream宣伝大使」だと勝手に思っています。まだまだ、E-wastreamの輪は小さく業界に影響を与えているとは言えませんが興味を持っていただく企業や人々を増やし、ゲットイットだけではなく大きなE-wastreamの輪で問題解決に向けた取り組みができればと思っています。

今後も「E-waste月間」の取り組みの詳細については各週でブログを更新いたしますのでご覧ください。