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MEMBER INTERVIEW

IT未経験者が、
より成長を実感できる環境を整えていきたい

Y・F

2022年6月入社
ロジテック部門 入荷検査
大のチョコレート好き。一番のお気に入りは「PIERRE HERMÉ PARIS(ピエール・エルメ・パリ)」。仕事を頑張った日は自分へのご褒美として買うのが楽しみ♪

インタビュー

IT未経験者が、より成長を実感できる環境を整えていきたい

医療業界からIT未経験で転職してきたY・Fさん。入社3年目ながら、次々と改善案を提案し、実現しています。人一倍、当事者意識を持つY・Fさんにゲットイットの魅力や仕事のやりがい、今後の展望について話を聞きました。
聞き手:西谷 忠和(ライター)

 

医療とは異なる世界を見てみたい

―――以前はどんな仕事をしていたんですか?

当社でも珍しいんですが、医療の仕事をしていました。「血液透析」といわれる、自身の腎臓の代わりに人工腎臓のフィルターを介して、血液から老廃物や余分な水分を取り除く治療に携わっていました。また、医療機器がいつでも安心して使用できるように保守・点検を行いチーム医療に貢献していました。これらの医療行為を行うには、国家資格が必要になるため、学生時代に「臨床工学技士」という資格を取得しました。CLINICAL ENGINEERとも呼ばれています。

―――せっかく国家資格まで取得したのに、なぜ転職しようと……?

実は、医療の道を目指す前に他にも興味がある業界がありました。結果、医療の道を選んだのですが歳を重ねるにつれ、一度きりの人生違う世界も見てみたいと言う気持ちが湧いてきて、転職しようと決意しました。

医療の仕事自体はやりがいがありました。血液透析では、患者さまは基本的には週に3回通院しなければなりません。(もちろん人によって頻度は変わります)大変な思いをされている患者さまによりそい、少しでも力になりたいという気持ちで取り組んできました。また、医療機器の操作や保守管理に関しても命に係わる仕事のため責任感を強く持ち業務に携わってきました。

 

退職者のインタビュー記事に興味がひかれた

―――ゲットイットに入社を決めた理由は何ですか?

「面白い会社」だなと思ったからです。臨床工学技士に従事している中で、機器の操作や保守運用は経験してきたので、そういったスキルが活かせる仕事を探していました。そこで見つけたのがゲットイットでした。どんな会社なのか、社内の雰囲気を知るために、採用ホームページを見てみると、そこに退職者のインタビュー記事がのっていて、「えっ、どういうこと」と、とても驚きました。
企業としても退職者が出ることで人手不足になりますし、元社員にとっても必ずしも話したいことばかりではないはずです。それをこうやって、元社員と企業にとって辞めることをプラスに捉えて、ブログに掲載するってすごい試みだなと思って。この記事を見て、興味を持ちました。

面接も非常に話しやすく、ありのままの自分を出す事ができました。確か、「自分の好きなものを30秒間で話してみて」という質問に対して当時好きだった女性アイドルの魅力を制限時間を超えるくらい、熱く語ったことを覚えています。
また、面接官の方々の仕事に対する熱い姿勢にとても惹かれました。全員の方から、仕事が楽しい。言われたからやっているのではなくやりたいからやっている。仕事に誇りを持っている。という言葉を聞いて、ゲットイットで働きたいという気持ちが強くなりました。

―――今担当している仕事について教えてください。

私が所属している入荷検査チームは約10名が所属していて、お客さまから買い取ってきたサーバーやネットワーク機器などのデータ消去や初期化を行っています。また、パソコンやスマートフォンなどもある場合は、同じように処理を行います。

―――仕事はどのように覚えていったのですか?

まず、私が担当している「ITAD」(※1)といわれるサービスの仕組みを理解するために、営業や検品、在庫管理、出荷などのひと通りの業務を経験します。その後、現場にて入荷検査業務を先輩のもとで学んでいきます。研修期間としては1か月半ほどです。

※1 「ITAD」とは、企業で不要になったパソコンやサーバーなどのIT資産を適切にデータ消去し、安全かつ環境に配慮してリユース・リサイクル処理を行うこと。パソコンを対象としたリユース・リサイクルが多い中、ゲットイットはサーバーやネットワーク機器を専門に取り扱っており、この業界のフロントランナーとして位置づけられている。

 

IT未経験者が、より成長を実感できる環境を整えていきたい

後工程の人や入社してくる人にも働きやすい環境にしていきたい

―――仕事で「大変だ」「難しい」と感じるのは、どんな時ですか? そして、それを解消するために、どんな取り組みを行いますか?

大きく分けると3つあります。1つは担当する機器を選べないこと。私たちが担当するのは、サーバーやネットワーク機器1台ずつではなく、案件ごとになります。その中には、作業難易度の高い機器も入っていることがあります。その場合は、自分で調べたり、知見を持つ先輩スタッフに聞いたりしながら、自ら手を動かして技術を覚えなくてはいけません。

でも逆にいえば、当社では現場でトライ&エラーを繰り返しながら、技術を磨ける環境があるということです。緊張感のある仕事ですが、こうした経験を積み重ねていると、これまで「点」でしかなかった知識・スキルがある時「線」としてつながり、俯瞰して理解できるようになります。大変ではありますが、こうした変化が1つの仕事の醍醐味だと思います。

2つ目は、1度のミスもなく確実にこなさないといけない緊張感があることです。私達の業務では確実なデータ消去検査を求められています。「確実なデータ消去を行う」。当たり前の事ですが、その当たり前を確実にこなすために消去のWチェック体制をチームで構築しています。また、何か困りごとがあっても遠慮なくすぐに相談できるようにチームビルディング活動を行い、メンバーの関係性の構築に力を入れました。

3つ目は、物量が多いと自分一人では運搬できない場合があることです。これまでは、同じチームのスタッフと協力したり、運搬を行ってきました。ただ、そのやり方だとチームの生産性が下がるためチームメンバーと色々考えた結果、「昇降台車」を導入してもらいました。この台車があれば、足でペダルを操作して荷台を上下できるので、荷物の積み下ろしが、体力がない私でも簡単にできるようになります。

こうした設備や機器を導入することで、今後「この仕事をやりたい」というメンバーが入ってきても、働きづらさを感じずに続けられると思います。

―――仕事を行う上で、大切にしていることは何ですか?

一番大切にしている事は、お客さまのデータを適切に処理することです。消去漏れ、初期化が漏れあった時の社会的影響は計り知れません。その中で、ゲットイットを信頼してデータ消去の依頼や買い取りを任せてもらえるため、その信頼を損なわないよう、「ゲットイットに頼んで良かった。安心できる。」そう思い続けてもらえるようにこれからも取り組んでいきたいと思っています。

例えば、お客さまに機器を返却する際、従来であれば私たちが梱包して出荷手配を行ってきました。ただ、そういった作業は、出荷チームのほうが梱包が綺麗で丁寧ですし、迅速に対応してもらえます。そこで返却情報を伝えてくれる事務や営業の人たちと協力して、新たな運用フローを立案して、関係する人たちに提案しました。すると、出荷チームはもちろん他のチームからも協力が得られスムーズに運用につなげる事ができました。

このように何かを変える際には、部分最適ではなく、全体最適を考えて他部署の人たちとコミュニケーションを取りながら、仕事をするようにしています。

 

他部署と連携しやすく、明るく楽しい職場

―――前職は、安全性を重視しなければならないため、今の職場とは、かなりカルチャーが違ったのではないかと思います。戸惑ったりしませんでしたか?

前職は、医療法人としても大きな組織でしたし、現場で何かを決めることはなかったので、今とは正反対のカルチャーでした。こうやって自分たちで考えて動くのは、難しさもありますが、自分にとってはやりがいになっていて、楽しいです。

元々ホームページや面接などで、ゲットイットのカルチャーは理解していたので、入社してからの驚きはありませんでした。ですので、入社当時から必要だと思うことがあれば発信してきました。キャリアに関係なく周りが必要だと感じたら、採用してもらえるので、働きやすいカルチャーだと思います。

―――職場の雰囲気はどうですか?

みなさんポジティブだし、「相談があるので集まってください」と声をかけると、すぐに時間を調整して動いてくれるので、連携もしやすいです。職場の雰囲気も非常に明るいと思います。

私が勤務している倉庫内では、定期的に「ハッピーアワー」という懇親会が開かれます。ちょっとした軽食をとりながら、リラックスした雰囲気で報告を行います。営業の人は出張先の話だったり、バックヤードの人たちは仕事のトピックスを共有して、交流を深めています。アルコールも飲めるので、ワイワイと盛り上がりながら、みんなで楽しみます。

―――あらためて、ゲットイットの魅力を教えてください。

ひとことでいうと、チャレンジできる機会が沢山あることです。私は入荷検査以外にCSR活動も行っています。保護動物チームに参加して、保護猫活動に取り組んでいます。

以前から興味はあったのですが、これまで犬も猫も飼ったことがなく、本当に自分が活動していいのか葛藤があり、手を挙げることができなかったのです。それをチームの方に相談したところ、背中を押してもらえたので、自分のテーマとして取り組むようになりました。

この他にも、IT業界未就労者を1人でも多く社会に復帰させることを目的に企画された「ITチャリティー駅伝」にも2度参加しました。参加者は、3km走らないといけないので体力的に辛いところもあるんですが、みんなで一緒になって社会的意義のあるイベントに参加できた経験は貴重だと感じました。このように、社会とのつながりを感じながら仕事ができるので、私にとっては魅力的な環境です。

また、休みも増え、充実したワークライフバランスが実現できるようになりました。以前の仕事は患者さんのインフラとして機能していたので、夏期や年末年始、GWといった長期休暇があまり取れなかったのですが、今はしっかり休んでいます。長期休暇は家族や友人との旅行、仕事終わりのオフは最近始めたスイミングに時間を使っています。メリハリのある働き方ができるので大満足です。

 

コンプライアンスへの高い意識と、新たなことを学ぶ探究心のある方

―――入荷検査の仕事は、どんな人が合うと思いますか。

入荷検査はデータを扱う仕事なので、一歩間違えると情報漏えいのリスクがあります。そのため、まずはコンプライアンスについて高い意識を持っていることが大切だと思います。その上で、初めて扱う機器も多いので、自ら調べて対応できる探究心があれば、未経験でも活躍できるようになると思います。

周りのみなさんは、びっくりするくらい常に楽しくいきいきと働いていらっしゃいます。その働き方自体に刺激を得られると思います。失敗を恐れずに、楽しみながらいろんなことにチャレンジしてもらえればと思います。

 

私が戸惑った部分を解消し、未経験者が安心して成長できる環境を整備したい

―――最後に、今後の目標を教えてください。

私のように異業界出身のIT未経験者でもできる仕事ですが、より学びやすい環境を整備していきたいと思っています。

私が入社した頃は、自分で調べ、覚えることが中心でした。必要な技術を習得するためには必要な過程ではありますが、限界も感じていました。マニュアルの説明が専門用語だったりするので、その専門用語を調べないと分からずそこでつまずいてしまう人もいます。入社して2年経ちますが、今でも分からないことがたくさんあります。今後入社してくる人は、同じような経験をしないように、社内マニュアルを充実させたり成長の機会を作っていきたいと思います。

入荷検査のチームには「顧客に安心を。価値あるものを価値あるままに」というミッションがあります。今後も、お客さまに安心してもらえるよう社内体制やセキュリティをアップデートを行っていきたいと思います。
また、経験を積みながら技術スキルを上げて1台でも多くリユースに回し、人にも地球も優しい社会を作っていきたいと思っています。

インタビュー後記:桐谷

業界も職種も異なるところへ思い切って飛び込んだY・Fさん。あの時の選択と勇気はきっと間違いではなかった、そう思えるように努力したから今「仕事が楽しい」。入社初日からの彼女の成長を垣間見て気持ちがほっこりしたインタビューでした。自己成長を仲間と共にしたい方、ゲットイットへの応募をお待ちしています!

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