
今日のテーマは「いつもと何かが違う」
参加者が多いので(本当は足りなくなるのが嫌だから、、、)一升瓶を2本用意しました。
この2本、少なくとも私は口にした記憶のない、いつもとちょっとどこかが違う日本酒です。
もし、この違いがわかったら尊敬に値します。
実は当たるわけ無いだろーなと。
試飲してわかった人はやはりいませんでしたが、クイズのように消去法で最後には正解が出ました。
1本目の正解は酒米の銘柄です。超難問です。
長野のお酒 特別純米 みすず 無濾過生 ひとごこち 精米歩合 55%です。
原料米に長野の酒米ひとごこちを100%使っています。
ここが違いの正解です。
現在の日本酒の原料となる酒米の4割が山田錦、2~3割が五百万石、3番手の美山錦は1割にも満たず、
残りの2~3割は少薄葉がたくさんという構図になっていて、
だいたい美味しいなーと言って飲んでいる日本酒は山田錦が多いです。
初めて飲んだこのお酒、甘さを抑えスッキリとしたのみくちで、どんな食事にも合う感じでした。おいしい。
これを一口味わって、”おっ、こりゃ「ひとごこち」だね”なんて人がいたら怖い。
2本目も長野のお酒 勢正宗 おりがらみ 純米無濾過生原酒
こちらも難問ですが、同じ長野のお酒で、
ひとごこち9割に「ひめのもち」というもち米が1割入った原料となっています。もち米入は珍しいです、
長野県で開発された酵母で地元の人たちで造っているそうです。
少し濁っていて口に入れた瞬間甘みを感じますが、スッとその甘味は消えていって旨味だけが舌に残る感じです。
おいしい。
女性軍はこちらのほうがお好みだったようです。
何度飲んでも正解がわからないなー、とみんなで杯を重ねるうちにあっというまに二升空いてしまったのでした。
今日も勉強になっちゃったなー。