日立製作所さまとのイベント『サーキュラーエコノミー・循環型社会を構想する』が無事に終了いたしました。スーパーマーケット、コンビニ、家電量販店、ハウスメーカーや機器メーカー、SIer・・などなど、多種多様な業界の方にご参加いただき、日立さまの取り組みに対する関心の高さを感じました。このブログでは、アンケートにご記載いただいた内容を抜粋しながら、イベントを振り返ります。
結果の見える化、 共創していくこと(小売業)
この短いコメントに、今回のイベントのエッセンスが詰まっています。
日立製作所さまのプレゼンの中では、環境貢献活動を見える化し、ポイントなどに変えることで新しい経済圏を作るアイデアをお話いただきました。また、メーカーの垣根を越えた家電リサイクル法の回収の仕組みを、「非競争領域」の一例としてご紹介いただきました。
「非競争領域」の必要性は共感しました。企業であれば、非競争領域的活動に社員が関わりやすくする取り組みは、プロモーション活動、または人財育成活動などが考えられますので、そういった活動費用が利用できるような取組をデザインすることも良いと思っています(機器製造業)
今回のオンラインイベント自体が、ある種の非競争領域の活動であったと思います。日立製作所さまとのコミュニケーションに加えて、イベントにご参加いただいた方ともお話する機会があり、商談とは違った枠組みで、他社の方と問題意識を共有できる豊かさを感じました。
現代は、新しくて便利だけど本質的に人の幸せに寄与しない、不要なサービス・製品が氾濫していて、そこで得られる薄利のために環境や社会面がスポイルされてきた歴史があると感じます。サステナビリティとウェルビーイング(人の幸福)を同時に実現できるような商品・サービスを創らなくてはならないし、昔にあったライフスタイルから再発見・再価値化も必要になってくると感じています(建築業)
企業で働く以上、他社と競争し利益を追求するマインドはもちろん持っています。一方で、1人の人間として、本当にこれでいいんだろうか?と自問自答するような瞬間も、多くの人が経験をするのではないでしょうか。競争と共創。バランスは難しいですが、その間をつなぐものが共感なのかもしれません。今回のイベントを通じてその道筋が少し見えたような気がしました。来年のE-wastream Japan 2023に向けての力強いパスになったなと感じます。
メーカーと一緒にやりたいんです、という1つの小さな夢を実現することができました。夏目さん、浦野さん、本当にありがとうございました!