沼田理氏、株式会社ゲットイットの技術顧問に就任
~~データ復旧・データ消去の両分野の知見を得て、データ消去サービスを強化へ~~
沼田氏は、FDD(フロッピーディスクドライブ)・HDD(ハードディスクドライブ)の設計開発に携わった他、データ復旧技術(※1)や、デジタル・フォレンジック技術(※2)など、磁気記憶装置の関連分野について、オーディオ関連のアナログ記録機器も含めると、40年を超える経験と知識を有しております。
※1 データ復旧技術:故障の他、火災や水没により読み込めなくなったHDDからデータを復旧する技術。法人利用が主だが、3.11においては「思い出」を救出する技術として広く注目を集めた。
※2 デジタル・フォレンジック技術:犯罪立証のためのデータ鑑識・復旧技術。意図的なデータ削除や破壊、川への投棄などが行われた記憶媒体から、証拠となるデータの抽出を試みる。
当社は、IT機器の保守やリユースを手掛けるハードウェア・サービス・プロバイダーとして、顧客に安心して業務を任せていただけるよう、沼田氏の知見を活かし、最新の技術動向に則した科学的・技術的裏付けのあるデータ消去サービスを提供するとともに、定期的な研修によってデータ消去・データセキュリティーに関する社員のリテラシー強化を図り、サービスの質の向上に努めて参ります。
沼田 理(ぬまた まこと)
オランダPHILIPS社などで技術開発に従事したのち、1986年より株式会社ワイ・イー・データにて、フロッピーディスクドライブ、ハードディスクドライブおよびテープドライブ等の磁気記憶装置の設計開発に携わる。2001年、日本のデータ復旧サービスのパイオニア、オントラック事業部に異動し、2006年より事業部長。2010年より日本データ復旧協会事務局長およびデータ復旧関連複数社において顧問。技術情報、web原稿の提供、IDF(デジタル・フォレンジック研究会)講師などを務める。2019年より、KLDiscovery Ontrack社ブランド・アンバサダー、ADEC(データ適正消去実行証明協議会)技術顧問。神奈川県情報流出事件以降は、新ガイドライン作成へ向けた行政からの技術諮問に応じるなど活動中。
執筆文献:「データ抹消に関する米国文書(規格)及びHDD、SSD の技術解説」「ADEC データ消去技術ガイドブック 第2版」他。
株式会社ゲットイット
都内2,000㎡倉庫(勝どきZetta)の豊富な在庫量と、マルチベンダー対応の技術力で、企業の抱えるITの「困った」を解決。サーバー・ネットワーク機器等ITハードウェアの専門家として、レガシーシステム運用に必要なEOSL保守(第三者保守)から、検証環境構築のための機器レンタル、情報機器処分(ITAD)に伴うデータ消去や買取サービス、コスト削減のリユース販売まで、1社1社のオーダーに応える形で様々なハードウェア関連サービスを提供。株式会社ゲットイットは、持続可能な社会発展へ向けた「SDGs」への関心の高まりを受け、「使えるものは、長く使う」「使い終わったものは、次に繋げる」の2点を掲げ、保守による機器の長寿命化や機器のリユース・リサイクルにより、IT ハードウェアの持続可能な運用のための総合サービス「Sustainable Computing™」※ を展開しています。
社名 :株式会社ゲットイット
所在地 :東京都中央区築地3-7-10 JS築地ビル4F
代表者 :廣田 優輝
設立 :2001年4月
事業内容:ITハードウェアサービス:EOSL保守、販売、買取、修理、レンタル、移設、構築、データ消去 等
※Sustainable Computing™(サスティナブル コンピューティング)™とは、「使えるものは、長く使おう」「使い終わったものは、次に繋げよう」をコンセプトにゲットイットが考案した「ITハードウェアの持続可能な運用のための総合サービス」の名称です。2019年4月にゲットイットより商標出願を行いました。