2021年06月28日
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だれでも会社を立ち上げるとわかるのですが、
お客様の中には お客様と呼べないような理不尽な方もいます。
恫喝、一方的なクレーム
中にはクレーム返品を受けたら箱だけ受けとり
中身がなかった日もありました。

 

僕の感覚だとだいたい1000件あると1件は
発生してしまうイメージでした。

 

そういった方を回避するように会社が動くと
次第にご利用条件が長くなっていきます。

 

「XXXは保証の対象外です」
「XXXは返品の対象外です」
「XXXは商品固有の特性で不良ではないです」などなど

 

写真に文章に様々な手をつかって1件のクレームを再発させないようにと
商品説明やサービスの説明よりも免責事項の多いような
自分たちの身を守るためのあれこれを必要以上に告知していくことになります。
そして残りの999件の善良なお客様には関係のない、
企業が発する負のエネルギー「あれはだめです、これをだめです」を
あびせることになるわけです。

 

まぁ会社”側”がこうなるとメンバーにとってお客様って
敵って感覚が一番近いんじゃないかなと思うのです。

 

そしてそれは社内にも同じことがいえるんじゃないかと思うのです。
たった1人でも会社に寄生しようとするメンバーがいると
日本ではそう簡単にはメンバーを解雇できないもんですから
会社は自己防衛のために様々な回避策を仕込む必要がでてきます。
そして本来はそういったことを必要としない真面目に働くメンバーにも大きく影響を及ぼします

 

そうして出来上がったお客様との関係性やメンバーとの関係性はそもそも
会社を創った時に創りたかったものなのか?は適宜見直す必要があると思うのです。

 

ゲットイットではお客様もメンバーも誰と一緒に仕事をするのかを
とても大切なことだと考えています。
多少不器用でも気持ちのいいメンバーと一緒に
気持ちよくお客様の困ったを解決したい。
そんなふうに考えている会社なわけです。

廣田 優輝
廣田 優輝
1980年生まれ。東海大学在学中にゲットイットを創業。当初は中古機器のネット販売が中心だったが、法人ニーズに着目し、保守サービス等も手がけるようになった。「社員とその家族の幸せ」にフォーカスしたユニークな経営を志し、「第6回ホワイト企業大賞」特別賞を受賞。趣味はワインとサーフィン。ベーシストとしてメジャーリリースも経験。