2019年03月14日
オーガニックの食料品店でみつけた自然酒 – 「蔵部」2月の活動報告

こんにちは!蔵部2月担当です。
今回は「自然酒」をテーマに3種類の日本酒を選んでみました。

自然酒とは何かざっくりご説明すると、農薬や化学肥料を全く使わないか、
出来るだけ少ない使用量で育てたお米を用いて作られた日本酒
の事をさすそうです。

私が自然酒を見つけたのも酒屋さんではなく、オーガニックの食料品店です。
ずっと店の片隅でなかなか売れていかない日本酒たち。
多分客層が違うのかな、少し心配しつつも横目で見ながら、蔵部担当の回のテーマにとねらっていました。

さてそれではさっそくの日本酒のご説明・・・の前に、今回社外からご参加いただいた
素敵なゲストのSさんをご紹介させていただきます♪

Sさんは弊社バドミントン部が、諸事情によりバドミントンではなくテニスを
していた時に隣のコートにいらしたご縁で一緒にプレー→その後の飲み会にも
参加してくださった好青年です。
※詳細はバド部ブログをご参照ください
http://www.get-it.ne.jp/index.php/archives/9959

初対面のメンバーばかりの中あっという間になじみ、爽やかな笑顔でお酒を
ついだり食べ物をとりわけてくださったりと大活躍だったSさん。
ご自身でも楽しんでいただけたかな・・・ Sさん、ぜひ来月もお待ちしております!

それではあらためましてお酒の紹介です。

自然酒:五人娘、醍醐のしずく、にいだしぜんしゅ

1. 『五人娘 純米酒』
蔵元    :寺田本家
精米歩合  :70%
日本酒度  :+2
アルコール度:15度

2. 『醍醐のしずく』
蔵元    :寺田本家
精米歩合  :90~93%
日本酒度  :-40~-70
アルコール度:15%

3. 『にいだしぜんしゅ 純米原酒』
蔵元    :仁井田本家
精米歩合  :90%
日本酒度  :-15
アルコール度:16.5%

まずは1番目の『五人娘』。そもそもなぜこの名前なのでしょうか。
実際に蔵元にも行かれた事のある部員のKさんが由来を教えてくれました。

寺田本家さんはなぜか女の子が生まれる事が多い家系。そのため婿養子を取って
跡継ぎとされていたそうなのですが、現在も実際に5人の娘さんがいる!事から
来ているそうです。

お味はというと、そこそこ濃厚だけど華があってかつ飲みやすくもあり
名前の通りどこか女性的な印象も受けます。
「これが今回の中で一番好き」という声も多く、一升瓶がいつの間にか空きました。

 

さあさあ2本目いきましょう?。
同じ寺田本家さんの『醍醐のしずく』
天然の乳酸や野性酵母の力で作られ、割り水や濾過はいっさいしていないお酒だそう。

皆さんどうでしょう?
「・・・え、甘い!そして酸っぱい!」
「炭酸で割っても美味しそう」

そういえば日本酒度(※)も -40 ~ -70 とかなり低め。
たしかに何も知らずに飲んだら一瞬日本酒だとは思わないかもしれません。
(※お酒の中の糖分が多い程、数値はマイナスになります。)

「慣れるとクセになる」という人と、「これはちょっと・・・」という人に
はっきり分かれる、個性派の1本でした。

 

ラスト3本目です。
『にいだしぜんしゅ』
1本目・2本目とくらべてすっきりさっぱり・・・?
そっけない位のラベルもどこかお洒落。

でもアルコール度数は高めなので、パンチが無い訳ではないのです。
なんというか、日本酒らしい男前な味のお酒です。
日本酒度だけでみると-15と甘口分類のはずですが、2本目『醍醐のしずく』との対比が
味を際立てたかもしれません。ちなみに部長はこれが一番好き!だったそうです。

 

▼今回の酒の肴たち。他に写真に写っていませんが白菜と豚肉のミルフィーユ鍋を大量生産しました

美味しいお酒の肴

・・・と色々書いてしまいましたが、宴もたけなわ頃にはテーマが自然酒だったことも、
それぞれのお酒の味の記憶もあやふやになってきて、でもそんな頃合いが毎回一番楽しく幸せそうな蔵部です。

さあ来月も楽しくみんなで呑みましょう~♪

クラブのマーク
蔵部(くらぶ)
日本酒の知識を深めながら、美味しいお酒を嗜むクラブ活動です。自力で帰れる程度に楽しむのがルールです。毎回テーマ担当を選出し、好きなテーマを設定して語るワークショップ形式で活動しています。