ゲットイットでは月に一度「理念研修」をしています。
会社の理念と社員の意識向上を目指して、、、
というと説明が大雑把すぎますが、、
ゲームを使ってコミュニケーションについて再考したり、
目標になるような企業実践を学んだり、ホスピタリティの意味を考えたり、
より良い会社を目指して社員一同で考える場が「理念研修」です。
トライアル雇用から正社員になって、知的障がいのあるIさんも参加しはじめました。
しかしながら、
研修では「理念」や「利他」「多様性」といったムズカシイ言葉や、
グループになって問題を解くゲームなど、
Iさんにとっては馴染みのない、難しいことが目白押しです。
そんなところに放り込まれて、Iさんはどうしているでしょうか。
Iさんがメンバーになったグループでは、みんながわかりやすい言葉を探して
意見を聞きだしたり、ゲームに参加しやすい方法を考えたり
「あたりまえ」に思っていたことを、見つめなおして頑張っています。
Iさんだけがペンを持っていないことに気づき、さりげなく、自然にペンを
差し出す社員もいました。
Iさんも頑張っています。
先日の研修では、升目を使ったゲームを使いました。
その日のIさんの日誌には「今日はニニンケンシュウがありました。
数学の勉強をしました。」と書いてあります。
それを読んで、Iさんは聞きなれない言葉をなんとか聞き取ろうしているんだな、
そこで起こっていることをできる限り理解しようとしているんだな、と
あらためて気づきました。
どうすれば、もっとIさんの参加が意義あるものになり、
またどうすれば、Iさんが参加することで、他の社員の力につながるのか。
これは理念研修自体と同じくらい大事な問題です。。
私たちは常に考えていきたいと思っています。