
最近スーパーに行くと並んで置いてある2種類の瓶。
時々見かけて気になっていたのをある週末、一人で家で試してみたので報告します。
1. 月桂冠 THE SHOT 艶めくリッチ<本醸造>
2. 月桂冠 THE SHOT 華やぐドライ<大吟醸>
日本酒の大手メーカー月桂冠さんが若者向けに出しているシリーズとのこと。
https://www.gekkeikan.co.jp/theshot/
ちなみに「爽やかホワイト<うす濁り>」という3種類目もあるようなのですが近所のスーパーには残念ながら置いてありませんでした。発見次第ぜひ試したいです。
ところで蔵部に在籍してはや2年・・・いまだに「大吟醸」「本醸造」・・・この当たりの違いがよくわかりません。毎回部員のみなさんが「あ、いかにも大吟醸っぽいね〜」「本醸造って感じだね〜」と言いながら飲んでいる時、適当に「そうですね〜」と相槌を打ちながら飲んでいました。わかったふりをし続けていました。
今回、その違いを理解する最適な2本だという気がしてワクワクしながら選びました。
結果よくわからなかったので(※注:お酒のせいではありません。自分が残念)、感じたことだけ書きたいと思います。
1.艶めくリッチ<本醸造>
第一印象は「香りが甘い」。そして飲んだ印象も香りの印象そのままの「甘さ」が際立ちます。甘口がお好きな方、素直な甘い日本酒がお好きな方にはおすすめです。普段日本酒を飲み慣れている方には少々甘すぎるかも…?
2.華やぐドライ<大吟醸>
1に比べると甘さは抑えめなのですが、「ドライ」と名前にある前印象からはかなり甘いような・・・でも、苦味が後に残って悪くない感じです。
・・・ここで気づきました。個人的に常温が好みなので、スーパーで買ってきた後そのまま机の上に出しっ放しにしていたのですが、今回の2本、明らかに冷やした方が美味しいのでは。そこで急遽、冷凍庫に入れて急速冷凍※してみました。※短時間で行いました。そしておすすめはしません
結果、両方とも適度に締まりが出て、よりいい感じになりました。
1は甘いけれどそれが華やかでふくよかな良い塩梅に。
2も中途半端な甘さではなく、一口目から後味までずっと背後にある苦味が生きてきた気がします。
丁寧に冷やしたらもっと美味しくなりそうです。
それぞれ1合ずつ。
居酒屋さんや日本酒屋さんに行けば、もっと値の張る複雑な味の日本酒は色々あるかもしれません。でも手軽にスーパーで買って、思い立ったらふっと今日のように飲めるお酒としては悪くない感じだと思いました。
今日の酒の肴です。
左から
納豆に味噌を混ぜて海苔巻きにしたもの(江戸時代から酒の肴として存在するそうです)。
雪うるいの酢味噌。
鮭のホイル焼き(じゃがいもが生焼け・・・)。
見た目の地味さに加えじゃがいも生焼けでしたが、それでも日本酒のため酒の肴のためと思ったら、自炊する気力が湧くというものです。
ありがとう、月桂冠さん!