2019年03月29日
ゲットイットを辞めます。

 

interview

 

 

ゲットイットを辞めます。

自分で決めたことで、自分の成長のために必要なステップだと信じていても、とても寂しくて孤独な決断でした
毎日会うことが当たり前の中にいたので、「あ、本当は1人の人生を歩んでいるんだった」と久しぶりに思い知らされています。

 

 

1.向き合って話し合えたから、辞めずにいられた

ゲットイットに入って一度だけ、ここで働いていけない、辞めるしかない、と思ったことがあります。

OJT卒業試験の案件対応で、問い合わせ対応からピックアップ、検査、出荷まで1週間かけて取り組んだ案件が、実は実在しないお客さまの案件だったと知った時のことです。
「え、そんなことで辞めたくなるの?」と思う人もいると思います。
でも私には、同じチームとなる仲間にこのような試され方をすること、このやり方で今後毎年OJTが続いていくことが耐え難く、わかってもらえないかもしれないけど私はこういうのは嫌なんです!ということを全力で訴えました。その時に社長が話し合いの時間を作ってくれて、私が何を大事に思っているのか、何が嫌なのか、ということを真剣に聞いてくれました。その後、OJT運営メンバーの間でどういう話し合いが持たれたのかわかりませんが、結果的に試験のやり方が変わり、実在のお客さまと偽るようなやり方はなくなりました。

嫌だと主張したら、それが変わったという成功例の話をしているわけではありません。
主張したところで、それはできませんと言われることもたくさんあります。ただ、真剣に伝えたことを軽くあしらうのではなく、真剣に向き合って理解し応えようとしてくれたことがすごく嬉しかったし、私にとってゲットイットを象徴する出来事となりました。

 

 

2.社会人になったら変わってしまうのかと思っていた

私は学生の期間が長く、28歳の新卒としてゲットイットに入社しました。

社会人になっても、今まで大切に思ってきたことを、きれいごとだと否定する人にならないでいたいと思っていました。ゲットイットで過ごした3年半を振り返ったとき、本質的な部分は何も変わらないままの私でいられたことに気が付きました。それは、ナイーブな一面も含めて私のそのままが受け入れられていたからです。

ゲットイットには変な人が多い、とよく言われますが、人は誰しも変で、ゲットイットはそれを隠す必要がない場所なのだと思います。むしろそれを強みにして、一人ひとりがくっきりとした自分の輪郭で輝いている会社です。

 

 

これからのこと

4月からは業界も社風もまったく異なる道に進むことになります。

苦労することもあると思いますが、私以上に私のこれからを信じて応援してくれているゲットイットの仲間に背中を押されています。これからはプレイヤーではなくなりますが、ゲットイットがこれからどんなふうに成長していくのか、とても楽しみにしています。