2021年09月15日
異なる立場から見るフレックスタイム×リモートワークの実際(後半) – 社員インタビュー

異なる立場から見るフレックスタイム×リモートワークの実際

 

コロナ以前からリモートワークで働いていた経理担当藤井さんとリモートワーク導入後も出社して働いている労務担当林さん。異なる勤務スタイルの二人だからこそ感じる新しい働き方の良さや問題点を中心に、フレックス制&リモートワーク導入後の変化について語っていただきました。

 


―――出社しないとできない仕事は誰かしらが担わなければいけない、そこに対する不公平感を訴える人はいないんですか?

藤井:
みんなきっとすごく人間ができているのでそういう風に言わない方が多い。私だったら人の分の郵便物まで送るとか絶対面倒だと思うのに、林さんとか本当に優しいので嫌な顔一つせず。あの…していいんですよ?
林:
(笑)
藤井:
後ろめたさっていう言葉はネガティブすぎるんですけど、リモートしている側からするとその方々のおかげで回っているっていう思いがあるので、もう本当にありがとうございます!って思っていますね。だからそういう人たちにも、リモートの人がリモートにして感じたようなメリットを感じられる何かがあったらいいなって思います。フレックスは万人に共通しているのでよかったですね。

―――出社する人がいるから成り立つのであれば、そのバランスをどのようにとっているのでしょう?出社したい人ばかりではないとしたら、いかに各人の負担や我慢を少なくリモートを成り立たせるためのバランスをとるかが重要ですよね。

林:
そうですね。そこは今、会社としてもその部分の埋める何かができているかというと正直できていないのかなとは思っています。藤井さんはこういう感じの方なので、常にとても感謝してくださるから、そういうボールの投げ方をしてくださると私の場合はノンストレスなんですよね。ただ、人によって投げ方は様々ですし、各所からボールがいくつも飛んでくる位置にいる方はもっと大変なのかなっていうのは見ていて思いますね。
藤井:
ちょっとしたことだって塵も積もればですし、自分だったら色々考えちゃうんじゃないかなと思うので。うーん、どうしたらいいかね。たまたま近くに引っ越していてなんとなく行かなきゃいけないことになってしまっている人が、「やっぱり別のところに引っ越します」って今言いづらいと思うんですよね、もしそういう気持ちがあっても。もしその人がしたいと言ったら周りも止められない。でもそういう人がみんなになっちゃったら、じゃあどうする?ってなると思うので。まぁ、そうしたら順番に出社ですかね?そうなったらそうなった時で色々考えるとは思いますけど。
林:
手当を出したらどうか?みたいな意見も出たりしたことはあったのですが。
藤井:
うちは住宅手当の出し方が特殊なので、それが出社の手当の問題と紐づいちゃっているように思います。色々重なってきちゃっているので各種手当について条件や内容を見直した方がいいかなとは思いますね。
林:
それこそ改定しなきゃいけないルールはいくつもあるんですけど、あまりに複雑すぎてまだ積んだままになっているんですよね。
藤井:
林さんは他の人より特に考えなきゃいけなくなっちゃっている感じですよね。
林:
そうですね、なんか気付いたら(笑)
藤井:
最初、林さんが総務に行くってなった時に「そんなに仕事ないんじゃない?」って社長は言ってたんですよ!言ってたよね?
林:
なんかそんな話聞きました。
藤井:
「そんなにあるかなぁ?」みたいな感じで。それで確か私「絶対あります!」って言った気がする。「絶対出てきますから!」って。そうしたら今こんなことに!
林:
ははは(笑)
藤井:
社長、あの言葉覚えているかな?っていつも思うんですよね(笑)でもそういった雑談もやっぱりオンラインだとまるで糾弾しているようになっちゃうので、もし和やかな場があればいつか言ってみたいなって(笑)

―――会社の成長拡大の勢いがすごいですからね。成長拡大と言えば、「業界No.1取ろうぜ!」みたいな種類の意気込みってサポート方々は仕事柄抱きにくいように思うのですが、お二人はいかがですか?

藤井:
あはは(笑)そういうの、私はないかな~。あります?
林:
私も、ないですね。たぶん、ないから今の仕事が合っているんじゃないかな。なんか、「今のいるこのメンバーでそれぞれが元気に働けたらいいんじゃないかな」ってむしろ思っちゃうところがあるので、すみませんって思います(笑)
藤井:
私もそういう意気込みはないんですけど、ただやっぱり会社が大きくなっていかないと生き残っていけないっていう道もあるのかなと思っていて。食うか食われるかじゃないですけど、そういうのがあるから先に進めていかなければいけないのかなって思うので、「残っていくためにみんながんばろう!」っていう感じですね。
林:
そうですね。

―――それぞれ今の仕事でどのように会社の成長拡大を後押ししていけると思いますか?

藤井:
林さんは、色々な決めなきゃいけないことをいい感じに決めていってどんどん整備していますよね。それが後押しに繋がっていると思いますけど。
林:
結果としてそうなっているといいなという気はしていますね。
藤井:
いや、だってそうじゃないと、入ってきた人びっくりしちゃうしね!どんなに整備してもびっくりはされるかもしれないですけど(笑)
林:
ですね(笑)
藤井:
でもそれを一つ一つクリアしていって、いい意味でちゃんとした会社…なんかいい言葉ないかしらね?ゲットイットの中で『普通の会社』とか『ちゃんとした会社』とか、そういう言葉を良しとしないところがあるじゃないですか。なので、いい言葉が見つからないんですけど、私としてはいい意味で使っています。気持ちよく整備の整ったちゃんとした会社になれたらいいなと。
林:
たしかに、整備が整っていることで無駄なところで迷う必要が減るといいかなって思いますね。ルールでガチガチに固めるとゲットイットっぽくなくなっちゃうと思うんですけど、とはいえ何もなく野放しだとすごく真面目な人とか一生懸命考えてくれる人とかが迷いすぎちゃうので。無駄な迷いが減れば、当然その時間が空くから本当に集中するべきことに集中できるんだろうなっていうのは思いますよね。
藤井:
道標の整備ですね。
林:
それこそ藤井さんが色々な経費の申請を電子化されて、社員の人たちみんなすごく手間が減っていると思うんですよね。そういうのも一つの後押しだと思います。私も同じようにやらないといけないなって思っていることがたくさんあるので。そんなところですかね、できるとしたら。
藤井:
すごいいっぱい整備してますよね。
林:
色々なところからポコポコと出てきているので。
藤井:
みんなの意見を聞きながらっていうところが難しいですよね。じゃあこうします!って勝手に決められないじゃないですか。だからそれもやっぱり人柄あってかなって私はすごい思っていて。誰でもまとめることはできるかもしれないですけど、林さんだから、こうやってみんなの意見も聞きながらうまく整備をしてくれているんじゃないかなって思っています。
林:
そんな好意的にとらえていただいて…
藤井:
いやいやいや、いつも林さんの活躍を見るたびに涙ぐむくらい私感動しているんです。
林:
藤井さんは、いつもお母さんみたいにすごい褒めたたえてくれるんですよ(笑)
藤井:
(笑)
林:
もうそれだけで「あぁ、よかった」って報われますね。

―――これからさらに人も増え事業も広がっていくと思われますが、それに伴う心配事や楽しみは何かありますか?

藤井:
私が関連会社に入った9年前からしたらもう想像もつかないくらいになっているので、これからもこうやって想像もつかない会社になっているのかなって漠然と思っています。大変なんだろうけど、いい感じになっているんじゃないかなって。ついていけるところまでついて行こうって思います。
林:
私も思い返してみると入社した時はたしか35人くらいだったんですね。それがあれよあれよという間に2倍になり3倍になりという感じで、なんか常に変化していて落ち着いたことがなかったので、きっとこれからもこういう風な感じで、あーでもないこーでもないってしながらやっていくんだろうなっていう感じですかね。なのでそれが楽しみと言えば楽しみかなって思っています。

 


 

元々変化の多い会社ですが、ここ1年で加速度的に変化がありました。
変化のスピードに対して、制度的に間に合っていないこともありますが
二人のように感謝し合える関係性があれば乗り越えていけそうだ!
と思えるインタビューでした。
(採用担当:加藤)